第6話 進化ってこんな感じなの?!

僕の選択は…………



_ベビームーンドラゴンだ




〖ベビームーンドラゴンに進化しますか?〗

▶はい

▶いいえ


僕の答えは決まっている


もちろん”はい”だ!!!




そう強く念じたその後 目が白く眩み、体が倒れる感覚がする。


あれ?これ無防備な外でやるべきじゃなかった感じ?


そんな事を後悔しながら意識は遠のいていく





___________________








どのくらい経っただろうか…………体が軽やかだ…………


進化は終わったのか…………?



目を開けると夜だった

赤い月が暗い空に浮かび、木々は黒く光っている。

ここの世界の夜ってこんなに怖いんだ………



軽々しい体で近くの湖に寄って姿を見てみる


ん?黒い?


湖に浮かび上がる姿はこの前見た姿と違って黒光りした鱗に、紫や金色の鱗が所々入っている。

角はまだ生えていないようだ…………

しかも瞳の色なんて完全に違う。

右の瞳は月のような優しい金色

左の瞳は快晴の空のような水色


しかしこれはこれで美しい………


またもや見惚れていると、この前とは違うことが起きた。


バシャーン


「ギャァァァァ!!!」


なんか攻撃的な魚が飛び出してきた。進化した後だし、きっと腹減ってるだろ。


構いなくライトボールを撃とうとする。


ライトボールを出そうと念じたはずなのに

自分の頭の中では「ムーンボール」という単語を念じていた。


え?

〖魔力を 5 消費します〗


目の前に月の光のような優しい光の玉ができる。しかしその玉は斬撃の塊のようだ。


もういいや!!行っちゃえ!!


魚の方に玉が飛んでいき、斬撃の玉は命中。見事な刺身もどきが出来上がった。


あ、ステータス見るの忘れてた。

今見れるかな

スキル!!鑑定!



ステータス

名前 no name

種族 フォレストシャーク

Lv.12

性別 ♂

体力50/0 魔力 ?

防御力 ? 素早さ ?

知力 ? 攻撃力 ?


出来たわ


すげぇな…………あのスキル一発で50削るのかよ…………流石ドラゴンだな…………


その刺身を美味しく食べる

以外に美味いなぁ


〖レベルアップしました〗

〖レベルアップしました〗

〖レベルアップしました〗

………………………………(省略)



とんでもないレベルアップだな…………

ステータスどうなってるんだろ…………


ステータスオープン!


ステータス

名前 no name

種族 ベビームーンドラゴン

Lv.16

性別 ♂

体力75/75 魔力65/65

防御力 45 素早さ 75

知力 70 攻撃力 65

〖スキル〗

ムーンボール

消費魔力 5 斬撃の塊 当たるとばらばらになる


ムーンライト

消費魔力 25 広範囲に持続的な斬撃を放つ。月が出てる間しか使えない。


〖称号〗

ナルシスト

美貌を持つものはさらに美しくなるだろう。自身より弱いもの達が集い、その身を捧げるだろう


神の使い

神”エルケロディウス”から送られた称号。いつでも神”エルケロディウス”と対話ができる




おおお!!なんか豪華になってる!!進化ってすげえ!!


ムーンライト気になるなあ…………ちょっとやっみるか…………



スキル!!!ムーンライト!!!










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