生まれた瞬間禁忌確定 最強最悪の魔王へと至る道
ダークネスソルト
第1話・神様の玩具として異世界転生
俺の名前は元井 陸翔、多分探せばどこにでもいそうなラノベ好きの高校3年生だ。
年齢=彼女いない歴ではあるが学校生活も上手く言ってるし、成績面での不安もほとんどない。というか今のご時世年齢=彼女いない歴は割といる時代だと思う。
充実しているかといわれれば、少し悩んでから、不自由はしてないし幸せではあると言える程度には充実している。
人生を謳歌していると言ってもいい。
正直な話、本当に何の変哲も面白みもない、ありふれた高校生だ。
そんな俺はいつものようにベットでラノベを2冊ほど読んでから眠りについたはずだった。
そう。はずだった。
いつものルーティンだ。寝る前にラノベを読むというルーティンだ。そんでもって朝起きてスマホで漫画を読んで学校にいく。そのルーティンをするはずだった。
それなに今、目が覚めた俺は何故かどこまでも真っ白な空間の中で薄っぺらい黒色の布を身体に巻きつけているだけのかなりエチエチな恰好をした黒髪ロング巨乳の美女と一緒にいた。
・・・・・・・・は?これは夢か?一体どういうことだ?
「お、気が付いたか、玩具君。まあ、多分玩具君は自分の状況がどうなっているのか理解してないだろうし、どういう状況なのか頭の中にインプットしてあげるよ。やだ、私って超絶優しい」
黒髪ロング巨乳の美女がそう言って、俺の頭に手を触れた。
その瞬間に全てを理解した。否、させられた。
俺が理解させられた。内容を短くまとめるとこうだ。
【神様の娯楽で日本人を異世界転生させてみよう】
以上。終わりだ。
一応、何故そうなったのかという経緯や理由、今から行く世界の一般常識なんかもインプットされてるはいる。いるけど。
ぶっちゃけ、かなり身勝手でふざけている状況である。
普通の人からしてみれば、誘拐だと思うし、不安と恐怖でいっぱいになると思う。
でも、俺からしてみれば最高だ。ラノベ好きのオタクしかも高校生ぐらいだったら、基本誰でも喜ぶと思う。
それに、神様は素晴らしいことに俺にチートスキルを授けてくれるらしい。
人生バラ色確定じゃん。前世の記憶持ちにチートスキル持ちだよ。超好き放題出来るじゃん。異世界無双確定演出出してるよ。
更にありがたいことに、異世界とは言っても魔法と他の転生者達のおかげで冷蔵庫やクーラーに電子レンジ等の電化製品などはあり生活も日本とさして変わらないという。ありがた過ぎる。
「どうやらどういう状況なのか、ちゃんと理解できたようだね。じゃあ、早速君にチートスキルを授けて上げます、イエーイ、といってもせっかくなんで、授けるチートスキルはこれで決めようか。玩具君」
黒髪ロング巨乳の美女もとい女神様がそう言うと、どこからともなく一つのガチャガチャが現れた。
「この、ガチャガチャは様々なスキルが入ったガチャガチャだよ。大当たりを引ければ神にさえ届く莫大な力や星を創造し管理するスキルとか、ありとあらゆるスキルをほぼ無条件で奪うスキルとか、生命を自由に蘇生して眷属に出来るスキルとか、とにかく超超強いスキルが手に入るよ。
因みにこのガチャガチャは色んな神様と協力して創り出したので、私一人じゃ中身に細工は出来ないから完全に何が出るかはランダムだよ。玩具君。さあとっても楽しみだね」
いちいち、玩具君というのが少し気になるが、まあいい、実際問題神様の前では俺の様なちっぽけな人間はその程度の扱いなのだろう。
それよりもこのガチャガチャだ。
このガチャガチャで何が出るかによって俺の次の人生が変わる。メチャクチャ緊張するな。まあでも少なくとそんな酷いスキルは当たらないだろう。
一応神様達は娯楽でやっているんだ。俺が弱いスキル貰ってあっけなく死んでいく様とかを見ようとかは思ってなさそうだしね。
よし。ガチャガチャ引くか。頑張るぞ。
俺は気合を入れて。ガチャガチャのハンドルに手をかける。
ガラガラガラガラ
ポン
出てきたカプセルは銅色だったが、銀色に変わり、金色に変わり、そして虹色になった。
どっからどう見ても最高レアの演出だ。
「シャ」
嬉しさの余り、そう叫んでガッツポーズをした時、何故か、虹色のカプセルがいきなり黒色に染まり始めて、やがて完全なる真っ黒なカプセルになった。
「ワハハハハハ、最高だよ、玩具君、1%の確率で出て来る最高レアの虹色カプセルを当てたと思ったら、悪乗りで作った黒カプセル当てるなんて、しかも黒カプセルはわざわざ毒耐性下げて酒飲んでべろんべろんに酔っている時に神24柱で作ったから、相当癖の強い&危ないいかれたスキルが入っている大外れ、というか大博打。
いや、本当笑える。これからの玩具君の人生かなり良い娯楽になりそうだな。てなわけで、じゃ、早速転生させるね、ほほいのほいのほいほい、じゃあね、玩具君、私達神を楽しませてね」
そう女神様が笑いながら言った途端俺の意識は途切れた。
「さてと。じゃあ今回は彼の性格を少し悪人寄りにさせて悪に染まりやす環境にさせますか。後は少し世界に干渉して、裏切らせてっと。
きっと彼は世界をメチャクチャに荒らしてくれるだろうな。そして最凶最悪にして最強の魔王として友人である勇者との死闘。ハハハハハハハハハ最高に楽しみだよ。嗚呼、本当にね。楽しみだ」
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主人公の性格
自己中心的でラノベの読み過ぎで色んなラノベのシーンに憧れている。
そこそこ子供っぽく、言動が多少幼稚である。
何かに集中したりすると本来の目的を忘れたりしてしまう。きっかけがあれば思い出す。逆にきっかけがなければ忘れる。
何かに依存するとそれを物凄く信頼する。
面倒ごとは嫌いだとか言ってもなんだかんだで目立ちたいし、楽しいことが大好き。
愉快犯であり、異世界に転生した為、少々現実世界としての区別があまりついていない。何処かこの異世界をゲームのように思っている節がある。
自分が相手に嫌なことをされた時、それをやけに根に持つタイプ。何年たとうが自分のやられた怨みを憎しみを忘れずにそいつに復讐をしたいと願い実行する人間。
感情的になって平気でエグイ事をするが。少し時間が立つとすぐに気にしなくなる。
自分の行いに対して責任を持とうとしない、したくない。
基本的に自分が一番であり自己中心的な所が多々見られる。
因みに後々明かしますが、主人公が異世界に行くってなったのを割とすんなりと受け入れたのは神からの情報をインプットさせられた際に軽めの洗脳を施されてたからです。
良くしてくれた両親への情も友人への思いもかなり薄くなってしまっています。
――――――――――――――――――
面白いと思っていただけたら嬉しい限りです。
小説家になろう様にも投稿してますが、こっちの方が文章を整えているので面白いと思います。
因みに前に似たような作品を書いてたのですが、それとは世界線が違う話となっているので、割と別物です。
え?新作書いてないで早く既存の小説更新しろって、それは、本当に申し訳ございませんとして言えないです。
申し訳ございません。
PS2024/4/15
久しぶりに書き直しを始めようかなと愚か者の私は言って見たり言って見なかったり。
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