8.神様って恐ろしいわね。


ヴィクトリアは考えた。




ルーカス様って結構歩く時限爆弾なのね。


だってルーカス様を怒らせたら即死じゃない。アレクったらやっぱりあの婚約者は馬鹿なのね。


でもルーカス様が起こってくれて嬉しいわ。スケールは広すぎだけど。




ヴィクトリアはため息をついてルーカスに言った。




「ルーカス様、国ごと吹き飛ばしたらもし私がルーカス様に契約の時その場で生き返りたいと言ったらどうするつもりでしたの?」




ヴィクトリアの言葉にルーカスは段々青ざめてる。ヴィクトリアはそんなルーカスを置いて更なるクリティカルヒットを入れる。




「ルーカス様は感情をコントロールできるようにしましょうね。もしまた国を吹き飛ばすようなことがあったら即契約解消ですからね。」




ヴィクトリアが笑って言うとルーカスはコクコクと首を縦に勢いよく振った。




ヴィクトリアは思った。




さてこれからどうしましょう?まずはお父様とお母様の顔を見に行こうかしら?


今世は親孝行します!ごめんなさい、お父様、お母様。


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