2.神様と契約しました。


どいう言うことでしょう?先ほどアレクに首を切られたはずなのに目が覚めると真っ白い空間に居ました。


ここはどこでしょう?死後の世界とか?あり得ますね...




ヴィクトリアが真っ白い空間で考えて立ち止まってると声がかけられた。




「待たせたな、よく来てくれた。人間よ。」




その声を聞くと爽快なほどにさっきまでの疲れが取れた。


声の持ち主は、輝くようなストレートの艶がある黄金の長い髪に神と同じ色の瞳、まつ毛も整っており切れ目で顔立ちもよく、今まででヴィクトリアがあった中の男性では一番きれいだろう。


彼は指をパチンとならし椅子を二つ作って一つはヴィクトリア、もう一つは自分が座った。


そして彼は口に狐を描いて話し始めた。




「私はね、君が死ぬ直前に君自身によって召喚されたんだ。丁度死んだ瞬間にね。私はねこの世界を統べるルーカスと言う。...人間には神と呼ばれているのかな?まあ、私はね君が死んだ時に魂だけこの空間に連れてきたんだ。


私を召喚したのが君が初めてだから君が目の前で死んでいくのがもったいなくて今この空間に連れてきたんだけど...君が望むなら私と契約する?私と契約したら過去に戻ることもできるし、君を殺した人たちに復讐することもできるよ。」




彼は穏やかな口調で言うがヴィクトリアは混乱した。




待って!ルーカスって神殿で最上位の神として祈られているあのルーカス!?


でも私も1からやり直したいし...




ヴィクトリアは決意を込めてルーカスに伝えた。




「私はあなたと契約します。」




ヴィクトリアが言うとルーカスは嬉しそうに笑って言った。




「では契約成立。私と契約したから君はいつでも私を呼び出せるし会話もできるよ!では早速だがヴィクトリア、君が望んでいるものは何かい?」




ヴィクトリアはルーカスの言葉に疑問を抱いた。




「なぜあなたが私の名前を知っているんですの?」




ルーカスは当たり前とばかりにこう言った。




「言ったでしょ、私はこう見えても神だからね。」












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