コロリョフの宇宙船2

筑紫榛名@12/1文学フリマ東京え-36

(一)前回までのあらすじ

 「今どき宇宙船を操縦できない男なんてありえない」

 クラスのヒロイン、エミリア・マーチンのその一言で、秋休みに行われる課外学習の目的地である木星までクラスメートたちで競争することになった。

 優勝するとエミリアからキスがもらえる(エミリア本人はそんなことは言っていないのだが)とのことで、人類で初めて月に降り立った宇宙飛行士であるニール・アームストロングの名を冠した月面都市・アームストロング市にある市立シェパード高校の一年A組の男子たちが発奮する中、あまり乗り気ではないジョージ・シッキンはシッコ・モレソーとジョバンニ・カミニートを連れて何とか宇宙船操縦免許を取ることができた。

 そしてコロリョフ商会から宇宙船もレンタルすることができ、いよいよ木星に向けて月面都市の宇宙港から出発したのであった。


(続く)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る