第20話 星の少女

星が浮かんでた夜空


みんな私を見て光ってた


ああやって


私も星になれたら


ああやって


私みたいな人を癒やしてあげられたら


でもやっぱり、出来ないのかな


未来なんか誰にもわかんないや




こんなはずじゃなかったのかなあ


私がもっとちゃんと出来てたら


毎日楽しくいられたのかなあ


叩かれないですんだのかなあ


泣きたくなんかないよ


泣いたら怒られちゃうよ…


たくさん笑いたいよ


笑えること見つけたいよ…





未来とか名誉とかもう何でもいいよ


私の心も


君のことも


全部この場所において行くよ


あの日の涙も


小さな命も


笑い飛ばしてひとりで逝くよ

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