第13話 共犯

僕と君が犯した過ち


きっと僕たちしか知らない


誰かが叫んで泣きわめいても


誰かは笑って踊ってる


だからその人のためだけに今日も


君と共に正義を探す




でもずっと気づけなかった


君は泣き出しそうだった


君は今にも消えてしまいそうな小さな声で


「怖くないの?」


と言った


僕は首をタテにふった


怖い? 何が? そう思った


「…だよね」


それだけ残してどこかへ消えた





君の背中が遠い


待って どうか 置いてかないで


何がダメだったのだろう いつから変わってしまったのだろう


生まれてきたことが間違ってたというのだろうか




教えてくれ


まだ君といられるように


答えてくれ


僕が壊れてしまう前に

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