第8話 偽善者

私は生まれたときから優等生で


毎日褒め称えられ続けてた


何にも感じなかったけど


まあとりあえずいい人やってみたら


皆私についてくる


ああなんて簡単なの


私の人生はeasymode


だってほら こうやって


笑顔つくって 自分殺して


完璧よそおうだけでこれだもの


今日も努力とか正論とか言ってる猿どもを眺めてる


それほど楽しい時間はないわ


それほど惨めな姿はないわ


でもそれは私しか知らないの


だから突き進む ハッピーエンドまで


いつまでもいつまでも偽善で偽善で偽善で偽善のままで


もう“善”なんてわかんないの

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