㉝ 空のかたち

新連載は「空のかたち」今準備中です。

この作品は四角く切り取られた空に囲まれ、友達とも上手く行っているのに、学校も大好きなのに母親の都合で田舎に引っ込む女子中学生親子のお話です。

田舎が嫌いで都会に出てきたと聞かされていた母親の、愛おしそうに土と戯れる姿からホントはそうじゃなかった?何があったんだろう?と察する娘、素直。想像も出来ない昔の話が実はあったんじゃないかって…最後にわかる。

昔と今では村もしきたりが変わって暮らしやすくなった。離婚したわけじゃないけど夫無しで親子で戻る田舎は風当たりが強いだろうか、何を言われるかわからない世界だろうか… 

でも、母はここが好きだったんだろうなと気づく。

良いところだもん。学校も教室も全てが小さい。校庭だけだだっ広くて、空も高い。

母の我儘に付き合いながら、中学三年生の素直は成長する。

主人公は自分に似ますね。残念ながら…

食べ物の嗜好とか、趣味とか、自分の事しか分からないのが1番の原因なんですけど、人の感覚は理解できない。見た感じのイメージは掴めるけど、それ以外は皆目見当がつかない。

友達も、ボーイフレンドも自分の域を出ない。こうあって欲しいという仮想現実が多くなるとみんな良い人になってしまうのが…限界です。

優しくしてほしいし、怖いのは嫌だし、頭が良い方が理想だし、聞き分けがいい子が有り難い。そんな世界に生きてる自分の思考の限界。

子供なんて書いたら絶対、駄々こねない子だろうな〜聞き分け良く、大人しく、可愛い。それが限界。

友達を観察します。この人どういう人なんだろうって、私の周りの人はみんな良い人なんだな。そういう人を知らず知らず選んでる。自分の好みに合わない人は簡単に排除してる。

唯一、選べないのが家族。一番そばにいるのに一番理解できない。思ったようになんてならない。選んでないからね。

そんな人に囲まれて、もがきながら生きています。

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