81~90

№81

アイフォーン/小鳥遊マロ

……iPhoneが人類に反逆を始める話ではなく、似た名前のオカルト話とか、平沢の曲とか、いろいろ想像したのだが、違った。お前はなんなんだアイフォーン教えてくれアイフォーン。それはこの先、明らかになるのでありましょう。確かにこの作品だけ、他のより読まれて無いですね。PⅤはわかりませんけど、反応薄いですね。各話の最後に「星・ハートください!」って書いてあるからですかね? こう、私は7話ぐらい溜まってるのを一気に読んだわけなのですよ。ので、ページめくるたびに現実に引き戻される感じはありました。なんかそういうアレかな?



№82

ぼーいずどんとだい/ゲロブス

……PNで既にちょっと口元緩む。(クセがありそうで楽しみだな……)と思っていたら。いやー。笑った笑った。ストーリーもすごく面白いんだけどメチャクチャ笑った。こういうのツボるタイプなんです。『不真面目な軽口を叩きながら真面目な事するキャラ』とか『超真面目なんだけど不釣り合いなバカするストーリー』じゃなくて。

こういうのなんて言えばいい? 読みたいときなんて検索すればいいの? ギャグじゃないし。誰か教えてほしい。「ちょっとでいいから、暗くなるだろうなここは」ってトコ、一切暗くならないんだよね。

才能かセンスか努力か知らないけど、俺は意識しても書けない。どこか持ち前の根暗さが出る。俺一人だと星3つしか付けらんないからさァ、皆読んでみてよ。絶対「星つけてブクマしとこ!」ってなるから。マジで。

https://kakuyomu.jp/works/16817330651554502973



№83

私は幽霊なんて信じない/御厨カイト

……これはあれですね。何か言うともうネタバレになるやつです。短編なのでヘタなこと言うと取返しが付かないのです。ゆえに感想あるけど感想書けないヤツです。この企画で思った、っていうかよくある事ですが、秀逸な掌編を見つけたら、必ず著者様のトップページまで行きましょう。かなりの確率で、宝石箱状態になっております。この方もそうですので、読んでみて「合うな」と思ったら当たりです。私は当たりでした。



№84

こころのみちしるべ/110108

……いいですね。歯ごたえあります。たまにはしっかり詰まった活字喰わなきゃだめですね。いや紙では読んでるけど。何か、ハートの数やらを拝見していて、「定着率が高い=読者が離れにくい」ように見えました。

メチャクチャどんぶり勘定でそう感じてるだけですけど、これ今ハート60ぐらいですよね。3カ月で、50万字書いて、20話までハート10個を切ってないんですよね。読まれてない、というより追いつけない。もともとのストックやパーツがどんだけあったか知りませんが3カ月50万文字なので。つまり、じわ伸びしていく一方じゃないのかなぁ。僕も「ちょっと時間あるとき読もう」ってなるかも。

感想が、難しいですね。数万ずつとか、章区切りごとならナニカ書けるけど、時代も状況も舞台も全然変わる。仕方ないので全体印象で言うと、とにかく工夫がある。仕草一つで、より伝えようとしてきます。キャラが素振りするシーンがありますが、その力の入り具合とか筋肉のこわばり具合にセリフを合わせて、『なるほどコイツは、今こういう感情で一杯なのだな』と伝わります。

今みてもまたちょっと伸びてるし、なんかの拍子で跳ねるのでは。テコ入れって難しいですよね。



№85

ウリエルの美しい感情/箱女

……あのう非常に感動しました。わたくしあまり感動というか、感動狙いに出くわすと、ちょっと抗ってしまうひねくれたクセがあるんですけど。いえ、映画とかではボロボロ泣くんですけどもソレは娯楽と割りきれるというか。文芸ではなぜかちょっとそうなりません。でもこれは非常に素直に感動しました。僕に何かの変なツボあるんでしょうね。非常に美しいお話です。

読後感に浸ったら、第一話へ戻って最初の段落を噛み締めてください。余韻が倍増します。しっかり設計されてるのがわかる。ホントいいなぁ。



№86

最強武闘家一族の最硬者/まるまるくまぐま

……これ、なんか所謂〝実は防御力チート系〟とパッと見がかぶってしまったのではないでしょうか。主人公はたしかに防御力と再生力がスゴイ……のですが。プラナリアかよってぐらいスゴイのですが、これちゃんと経緯と理由があってですね、いわば王道の学園コメディなんではないかと。家族ドタバタとか恋愛とか部活とかあるし。友情もパロディもあるし。すごいバトルあるし。純愛あるし。あれ、全部盛りな気がしてきた。王道……王道ってなんだろ。とにかく面白いの。強い人の集まりって大変です、みんな我が強くて。そして著者様の語彙力表現力の高さが光ってます。



№87

異世界呪われた救世主~異世界召喚されたら呪いで女に。呪った奴はぶっ飛ばす~/陽月純

……さて第一話。冒頭で異世界の呼称+魔王3名+女神3名+魔王と女神の統治する各国名6+キーらしき地名1+召喚の黒幕っぽいのと腹心ぽいの2名。

 つまり、カタカナ固有名詞がドンと16個出てくるんです。各国のざっとした気候風土と世界制覇の条件説明っぽいのもある。

 ついていけるかなァとまず感じた。正直に言うと主催企画じゃなかったら、ここで読むの止めたと思う。僕は鳥頭の自覚があって、割とそうなる。

 一応、企画紹介文には「批判されても知らないよ」的なコト書いた。記憶のいい方なら覚えているかもしれない。ただ正直いえばこういうこと書く気はなかった。お呪いみたいなもん。コレがどうでもいい作品ならどうでもよくテキトー書いといたけど、良かったので。ここまで、どうでもいいからどうでもよくと思って書いた感想はない。鳥頭だから多分だけどね、ないと思う。

 読みにいかれる方は、ひとまず読み進んでみてください。第二話から面白サクサクいくので。ここ初っ端でかなり逃がしてしまったのでは? 順番によっては掴みで異世界スキーな読者様もっとついたのでは、と思いました。なんかもったいないなっていうか、その後説明崩壊とかもないし、楽しいし。

 ステータスつきの異世界で、ゲーム好きには結構刺さる描写あります。あるよね、こういうの。『与えるダメージは消費HPに比例する』とかあってサァ。絶対強くなるじゃんコレ、育てよ! と思ったら実は『消費HP(ただし最大HPのうちの消費パーセンテージ)に比例する』とかの超微妙ハイリスク技だったり、『攻撃回数がDEX値に比例して上昇する』とか夢のようなこと書いてあるクセ、実は計算式に装備および所持品重量とのDEX比とか入ってて、超軽装・超薄着で特攻しないとダメなスキルだったり。あるある。ほんと好きな人は好きになると思う。



№88

勇者のIF/京

……あー。読んで、PCの前で結構なリアクションとるぐらいの感想がでたんだけど、その中身を晒したら短編だからほぼネタバレちゃうんだよね。でもそうか。そうなるか。良い短編ほど、この現象が起こる。

 じゃあ僕の先入観のハナシにしよう。これならネタバレしないから。あのね、実は、わりと既視感あるヤツなのかなって、タイトルで思ってた。実はね。古き良きRPG的な勇者と魔王構造を新解釈する系って一時期けっこうあった気がする。そういう読み物かなと思った。でも違った。全然深みがあるヤツだから。僕の個人的な心情が反映しすぎてる気がする。そこまで深い感想になるかは、人によっていろいろじゃないかな。分かってしまう人には刺さりすぎるかも。俺もがんばろ。いろいろと。



№89

背中にキス/成瀬 慶

……他にも恋愛ものを書かれておられるようですが、いいですね。汗と砂ぼこりの栄光にまみれた高校生活だったので普通にうらやましくなりました。いいなぁ。いや、女性キャラもいるリアル高校生活ではあったけど、恋愛ごっこか辛い思いしかしてなかったし。あと幼馴染ってみんないるの⁉ よくよく考えると結構低確率と思うんだけども? なんか腹立ってくる。僕も幼馴染の女の子ほしいぞ。恋仲の気配とか無しでもいいから、ほしいぞ。

句点がなく、詩のような形式。けっこう徹底している。なので、これを「さらさらとスクロール出来て読みやすい」と感じるか、「タテ方向に冗長」と感じるか。感想が分かれてしまうかもしれない、と考えてしまった。スマホで表示してみると折り返さないので、そこを徹底されているのだと思う。



№90

プロトワールド/星 久遠

……読み進めながら気が付いたのだが、本編”サーガレコード”シリーズの外伝かスピンオフ的作品の様子だ。そしてこの本編、カードゲーム要素が濃いらしい。どうしよう。俺全然あの手のゲームわかんない。攻撃態勢で場に置いたり、防御態勢で場に置いたりしてライフポイントがゼロで負けなんだっけ? 作品自体は、ゲーム『サーガワールド』が成立する前ぽい? つまり本編が1としたらゼロエピソードということで、今のところ、本編に詳しくないと分からないって話ではない。異世界が現実と同化してる最中。ここからどうなってくのか丁度楽しみなところで、追いつくならまさに今がイイ。

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