11~20
№11
瓜子姫と天邪鬼の冒険譚/らんた
……瓜子姫と天邪鬼をよく知らないので心配。そしたらコミカルパロディではなかった。緻密な和風ファンタジー。何時代の何年と設定があるか分からないけど設定されてそうだし、考証されてそうだな。とおもったらやっぱり合間に解説ページでてきた。「型を知りて型を破る」タイプの方だと思う。この筆致を快いと感じるかは読んでみないと分からない。淡々サクサク死ぬので若干マヒる。
№12
むかしむかしあるところに/チバ トウガ
……余勢を駆って昔話モノに。1話目から隙があらば叩きこんでくる笑いドコロにいちいちクスクスする。体術赤ずきんでついに声出して笑った。が、途端にハートフル展開になって翻弄される。なんかすごいシリアスにもなるし、最後のほうちょっと泣きそうになった。読むべき。「おまえさぁ、どれにも『読むべき』って言うじゃん」って怒られそうだけどいいものはいいから。
№13
最低の彼を求めて~ダメ男を想い続ける女子高生~/アニ野祭 ナリハル
……こう、私がわりと結構かなり相当ダメ男なほうなので、タイトル的にヒヤヒヤしながら紐解いた。ん、何か違和感あるな。キャラガンガン出てくる。
と思ったらコレ、続編か! そのパターンは想定してなかった。このケースどうしよ。完読したけど、前作も読まないとアンフェアか、そのままでいいか考えてしまう。ちょちょちょっと待って。
№14
『きみのいない世界で、僕は生きていく。』/pocket
……恋愛ものの余勢を駆って恋愛っぽいタイトルへ。と思ったらガツンときた。あー。一気に鬱になったわ。内容でってのもあるけど、サラサラと書きながらこういう表現ポンポンでてくる人がいるってのに鬱る。すごいね。小慣れた感じ、ってわけじゃないのが余計へこむわ。浸りたいときに一気に読みたい。少なくとも第一章はドーンといきたい。時間忘れること受けあい。
№15
禁忌契約禁断勇者〜2人の女狐は不敵に微笑む/甘々エクレア
……気分変えようと思って転生無双モノっぽいタグ。1,2千字の速攻で転生し大道具が整い、次章でヤバいっぽい契約を交わしざま無双パワーっぽいのを入手。なんせ日常書き換えてくる契約者なのでヤバい。これ、ホラーじゃないか? しかしこのまま行くか、勇者。強いは強いみたいなのだが、唯一無二の完璧万能存在ではない仄めかしがあるし、方法を選んでいられないか。この女狐コンビが彼をどこに連れて行くのかがやっぱ怖い。斜め上展開に期待。
№16
線機1067/ニルカ
……硝煙の匂いのする文体。会話に飛び交うNATOファナティック。サイコー。すごく好み。キャラもすごく立っているし例によって、良すぎると感想がない。書きたいことはもうレビューに書いた。『可変人型兵器・高周波ブレード・廃墟の戦場・FAF・むせる』などなどのキーワードに反応しちゃう男子は目を通しなさい。損しないから通しなさい。
ちょっと考えちゃったのが、「アルファチーム、ポイントブラボーへ移動せよ」と「A小隊は、B地点へ移動せよ」とでは明らかに後者が誰でも読めるけど、じゃあ魅力的かっていうとミリスキーは前者で描写されないと物足りない。一方、ミリ好きでもない人は……やはり前者だと回れ右してしまうだろうか? うーん、むせる。
№17
99人に告白した僕とその彼に告白された私/アニ野祭 ナリハル
……あっ、№13で続編ぶち込んできた人だ! このかわいいドジっ子ちゃんめ、と思って読み始めたら、これがまあ面白い面白い。コレもっと、目立つところに置くべきじゃないかな。男視点でぶつ切りで終わらないのがイイ。なるほどそういうことか! ってなるし、都合のいい男の妄想系バナシにもならない。ちなみに全然関係ないけどこう、こんなに愛情を根に持つもんなの? いやあ女性コワイ。コワイわ。
№18
異世界転生したら、勇者でも賢者でもなく平凡な平民だったので、ほのぼのライフを楽しみます/猫原みこ
……うわっ第一話でマシンガンのようにキャラがでてきたぞ。と思ったら、そういう事なんですね。あー、これはヘタな無責任貴族よりリアルなプレッシャーですね。ほのぼのライフも安くないわけですね。苦労人からスタートしていく流れになるんだろうか。序盤の難所超えて、自由度高くなり出したころからやっとほのぼのですよね、世の中いろいろと。ゆくゆくはみんなでほのぼのしてほしい。
№19
【KAC20234】深夜の散歩ついでに買い物を頼まれた。/TN太郎
……№11~20は基本、参加順に読み進めたので、唐突に777文字作品が来て言葉を失う勝手にびっくりする奴それは俺。しばらく大体5ケタあったせいでしょうか。おお、すげー。ズレないんだ。めっちゃブラウザぐりぐりしたけどズレない。よく見たら当たり前なんだけども。これは前後に兆候があったかがすごーく気になる。やたら優しかったとか、クローゼットの服や靴がじわじわ減ったとか、ぜってーあるって。
№20
三つ首姫に関する三択問題 〜ただし彼女の人権は無視できるものとする〜/オジョ
……第一印象=いやこれフツーに面白くなってくっしょ。読まれるでしょう。あとすごく風景描写が美しい。ただストーリィが全く序盤なので、待ちたい。エッセイをつまみ食いしたらめちゃくちゃ面白かった。
ふと思い出したのだけれど、わたしも一時期ものすごく情景を細かく書き込んでいた。誰かから、文面がうるさい、と言われた。極端に削ってみたら某サイトで「文章力皆無だなもっと詳細に書けゴミ(原文ママ)」と言われた。
結局自分はあんまり情景を描くのが下手なんじゃないか、ある程度読者の脳内風景に一任するのも一つの礼じゃないか、なんて考えつつ答えが出ていないまま、悩んでもいない。
金曜の雨の夜だ。耳をいやすべき夜で、悩む日じゃないね。
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