第5話 ベルゼブブの独り言
ギャンブルの小切手に書いた。資格の取り方の本しか出てない。男に困ってて金のある奴に声をかけたらホイホイ連れた。あり得ないくらいの人数が来て定員オーバーだ。本当に、もうこれは、書類審査と立体審査を通して相当厳重に管理されてる。
寮がある。まず寮がある。時給はうちの国で千円だ。他人にあげるのとホスト遊びも完全に禁止だ。街コンならある。街コンは有るが、辞める制度はない。機密保持法にサインは問い合わせで出来る。
正直に言うと、資格を取りたい奴も山ほど居るが、ほとんどが男目当てだ。
ハニートラップも有るから義体が悪い奴もいない。死んでも蘇れば国に強制送還される。これは、はうさんが作った制度だ。もうこれで軍人の給料は充分だ。
時給は希望制だが、はっきり言って時給を出してるのは軍人だ。私ら国は何も出しとらん。
本当に何も出していないんだ。資格を取って貰わないと養えないから資格を奨めてるだけで、客の取れない女は逃げてくれて結構だ。
とにかく良い女が揃って後方司令官クラスは一瞬で結婚した。
好き嫌いが多い奴でな。本当に好きな奴としか結婚しないとずっと言っていた。針もそうだが、医者になって軍人と結婚して、金も一切要らないなんて女も居た。上物揃いでびびった。男も女もだ。
寮の中身を解説する。まずブザーだ。
耳に悪いかどうかの問い合わせが殺到したが、頭に響く装置だ。音波頭蓋統率機という。お前が作った。あれは目覚ましとして防音設備のある家で物凄い数売れた。家電品だ。あり得ない。あり得ないくらい売れて、お前のファンクラブの売り上げを超えようとしてる。本当だ。だからお前のファンクラブでも売る事になった。もう売ってる。
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