依存したくてしてるわけじゃない

 依存症や中毒。

 それらになるのは、理由がある。


 ゲーム依存症。ネット依存症。スマホ依存症。

 最近はこれらが、多いだろう。


 依存症、中毒になる人は自分の意見を言えなかったりコミュニケーションが苦手だったり。

 または、過去になにかあって精神が弱くなったり自信が無い人。


 自分や現実に嫌気がさして、ネットの世界に逃げ込んで。

 それをしていないと、落ち着かなくなる。



「依存症とかやば」

 そう言って、蔑みの目を向けてくる。


 依存症がなんだ。中毒がどうした。

 そうしたのはお前らだろう。

 蔑み、貶して、罵倒して誹謗中傷の数々。虐められたら自信がなくなって、何かに依存したくもなるのは当たり前だ。


 もちろん、アルコール依存症やカフェイン中毒はあまり良くない。薬物依存症なんて例外だけれど。


 依存したくてしてるわけじゃない。依存しないようにしても落ち着かない。


 こんなの、どうにも出来ないよ……。依存先は、その人の唯一心が落ち着く物。


 依存先まで奪われた者たちはどうすればいいの?

 現実の人達は信じられない。依存先も無くしてしまって。


 きっと、待っているのは先が見えない真っ暗な道。何をするにも苦痛で、何もかもが下らない。


 そうなれば最後には――「死んだ方が楽」という考えが浮かんでくる……。


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