人の感情や日常、または非日常の事を深く考える

優しい人ほど

　優しい人ほど……。

　優しい人ほど壊れやすい。

　優しい人ほど損をする。

　優しい人ほど辛い想いをする。

　ならば、優しくしなければいい。

　そういう考えに至るのは当たり前だ。

　けれども本当に優しい人はそんな事を思っても実行できない。

　不器用な人だ。

　そんな優しい人を傷付ける人達がいる。

『偽善者』『いい子ぶんなよ』

　表面上は優しくても、その言葉の通りの人たちもいると思う。

　けれども優しさに、目的があったとしてもそれは立派な優しさだ。

　優しさには変わりはない。なのに、何故そんなに罵倒するのだろうか。

　そこで僕は考えた。優しい人を誹謗中傷したりする人達は、無意識のうちに『嫉妬』しているんじゃないだろうか。

　自分が、人に優しくできない。そんな立派なことは出来ない。

　そう無意識のうちに、自分は下に見られてると思ってしまって。

　自分が無能と思われたくなくて。

　優しい人をバカにして、その人の価値を自分と同じくらいに落としたい。

　そんな考えから、誹謗中傷に繋がるんだと思う。

　もちろん、過去になにかあった人など他にも例外はあるかもしれない。

　これは僕個人が考えた事だ。決して全てが当たっていて、正しいとは限らない。

　けれども、当てはまる人は存在するのではないだろうか？

　優しい人は、罵倒されても気にするな。

　それはきっと、嫉妬されてる。いい人すぎてイラつかれているだけだから。

　それはとてもいい事だ。優しいことを続けていれば、いつかはきっと皆から認められるんじゃないかな。

　優しい人を傷付ける人は、自分の行動や言動を振り返ってみよう。

　優しい人に対して、意地悪な事をしてしまうのもわかる。僕はしてもいいと思う。

　貴方が優しい人になった時。その人に謝ればいい。

　けれど、度が過ぎるとダメだ。謝る機会が無くなるかもしれない。

　そんなの、悲しいじゃないか。

　優しい人も、酷い事をしてしまった人も幸せになんてなれない。

　優しすぎるのも毒だと思う。

　優しい人も罵倒されたりバカにされたりしたらちゃんと人に『怒って』あげよう。

　それが本当の優しさなのではないだろうか。