片道
楽しくたって 幸せだって
共に感じても 意味や理由は違うのよね
そんなの分かりきっていた事なのに
目の前に作られた壁は見上げるほどで
ぶち壊す術なんて見つけられないまま
全部全部 グッと胸に秘めて
声に出せないもどかしさに地団駄踏んで
こんな所で項垂れるだけ
可愛いも カッコイイも
好きも 触れたいも
どれも一方通行の想い
勇気がないだなんて言い訳をして
いつも逃げているだけ
情けないや カッコ悪いや
だけど、この距離が限界で
近づけば···· 触れてしまえば····
と、壊れてしまうのを恐れてる
それなのに 心は抑えきれなくて
ほんの少し アプローチをしてみたり
ほんの少し 匂わせなんかもしてみたり
構ってちゃんして構ってもらえる
そんな甘え方を 誰か教えてよ
熱を帯びた指で触れてしまったら
伝わるのだろうか この想いが
期待に胸を弾ませ 妄想に脳を疾らせ
どうか どうかと願う日々
波に上手く乗る自信なんてないけれど
泥船にだって乗る覚悟だわ
思い描いたそれを ありのままに伝えてほしい
私はもっと好きだよ
って、わからせてやるんだから
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