14.約束(後編)

……私とお兄ちゃんは、四つ目の電車の駅で降りた。駅を出て、駅前の街をしばらく歩く。


その途中で、お兄ちゃんはお店によって、お線香とライター、それから水入りのペットボトルを買った。そして、道端のたんぽぽも拾ってた。


私はその間、お兄ちゃんのママの話を聞いた。


「お兄ちゃんのママって、どんな人だったの?」


「……そうだなあ、今思い返しても、不思議な人だったよ」


「不思議な人?」


「家にさ、母さんのお仏壇ないだろ?あれは母さんの要望なんだ。『自分はお仏壇も葬式もいらない。死んだ後のことで苦労かけたくない』って、そう言ってた」


「…………………」


「母さんはちょっと変わった遊びが好きだった。俺が前に、電気を消してお風呂入ってたろ?あれも母さんがやってたやつだし、寝てる間に夢で見た景色を、絵に描いたりみたいな、そんなことをよくやってた。今日の朝言ったように、道端のたんぽぽを飾ったりもしてたし」


「……確かに、不思議な人だね」


「うん、ホントに不思議な人だったよ。俺が小学生の頃にさ、友だちの悪口を母さんに言ったんだ。そしたら『その友だちのところに今から行くよ』って言われて、その友だちの目の前でさっきの悪口を話すよう言われたんだ」


「えー!?す、凄いねそれ……」


「『本当の友だちには、ちゃんと本音を語りなさい。それができないなら、悪口は胸にしまっておきなさい』って、そう叱られたっけなあ」


「…………………」


「でも、優しい母さんだったよ。確か……俺が小学五年生くらいの時に、クラスでちょっといじめられてたんだよな」


「え?お、お兄ちゃんが……?」


「内容は美結に比べたら大したことないよ。当時の俺は太っててさ、デブだデブだーってよくバカにされた。給食中に牛乳を顔にかけられて『ほら飲めよー!』って言われたり、廊下を歩いてたら荷物を取られて、焦って追いかける俺に向かって『ここまで来いよブター!』って言われたり、まあガキンチョのいじめってこんな感じだよなっていうのをされてたんだ」


「…………………」


「それで俺、家に帰ってわんわん泣いちゃったんだけど、その時に母さんに言われたことが……未だに忘れられなくてさ」


「何て言われたの……?」


「『明の思う、優しい人は誰?』って母さんが訊くんだ。俺はよく分かんなくて、『お母さん……?』って返した。すると母さんは首を横に振って、こう言った」




『この世で優しい人は、お前一人だけよ』




「…………………!!」


「母さんはね、こういう意味で言ったんだ。『この世では、自分だけが優しいと思っておきなさい。自分の優しさだけを信じなさい』って」


「……それは、その……他のみんなは優しくなくて意地悪だから、そう思っとけってこと……?」


「いいや、母さんの伝えたいところは、もっと別にあったんだ」




この世で優しい人は自分だけ。そう思えると、相手のことを許せるようになる。自分しか優しさがないのなら、相手に分け与えようと思えるようになる


そして、逆に自分が優しくされた時に……本当の意味で感謝できる。人の優しさに期待しない分、貰った時の喜びは誰よりも大きくなれる。人の優しさに誰よりも気付けるようになる


いい?明


自分のことだけを信じなさい

他人のことを愛するために




「…………………」


「その言葉が……ずっと胸に残っててさ。それでいじめられた時も、『みんなに優しさがないなら、俺が優しくなろう』って思って、いじめっ子にも優しく返したんだ。そしたら向こうから『ごめん』って謝ってきて、丸くおさまったんだ。それからは、母さんの教えをなるべく守ろうと思って、今も生きてるよ」


……なんとなく私は、お兄ちゃんの優しさの根っこ……お兄ちゃんの持つ優しい強さの原点に触れた気がした。


私みたいな生意気だった子にも、目一杯の優しさをくれる。私が当時お節介と思ってたお兄ちゃんの……思いやる心。見返りを求めない優しさ。それを教えたのは、お兄ちゃんのママだったんだ。


「あ、美結。ここだよお墓」


そう言ってお兄ちゃんが指をさした。住宅街を少し進んで、少し開けたところにそのお墓はあった。周りが木々に囲まれてて、ざわざわと木が風に揺られてざわめく音が聞こえる。


「えーと渡辺は……あった、これだ」


西口、広谷、秋田、佐藤……。それぞれのおうちの墓が並ぶ中、ひっそりとした場所に「渡辺家之墓」は立っていた。


「母さん、久しぶり。俺今日は……妹を連れてきたよ。名前は美結って言うんだ」


お兄ちゃんがお墓に向かって話しかける。私もなんとなく、そのお墓に向かってぺこりと頭を下げた。


「あの……お兄ちゃんのママのお名前は?」


「渡辺 博美(ひろみ)だよ。博識の博に、美しいで博美」


「博美ママ…………」


そうだ、博美ママは……いつ、どこで亡くなったんだろう?

気になった私は、お兄ちゃんにその事を尋ねてみた。お兄ちゃんは少し寂しそうに笑うと、「ガンなんだ」と言った。


「俺が小6の時に……病院でね、息を引き取った」


「……そうなんだ」


「死に目に……間に合わなくてさ、あの時はすっげー泣いたなあ」


「……どうして、間に合わなかったの?」


「…………………」


お兄ちゃんは眉をひそめて、空を見上げた。そして、風の中に消え入るような……そんな小さな声で話した。


「はっきりと覚えてる。雨の降る夜の9時、病院から母さんが危篤だって連絡が来て、父さんと慌てて車に乗った。父さんが病院に向かって運転してた時…………突然、車が路肩にいって、止まった」


「…………………」


「父さん、早く行かないと!って叫んだけど、父さんは黙ったままだった。後部座席に乗っていた俺からは、父さんの顔は見えない。何を思っているのか、分からなかった。俺はもう一回叫んだ。『父さん!お母さんが!お母さんが死んじゃうよ!早く会いに行こうよ!』って。すると父さんは言った」



すまない、明……


博美が死ぬところを、俺は……見たくない……



「……それから父さん、しばらく固まっちゃってさ。実際は5分くらいだったかな……?でも体感では凄く長く感じた。俺、まさか父さんがそんなこと言うとは思わなくて、何もできないまま座ってて……。真っ暗な車内の中、雨とワイパーの音だけがずっと聞こえてた」


「…………………」


「5分後に、父さんは無言で車を動かした。病院に着いた俺は、急いで母さんの病室に行った。ベッドに寝ている母さんに向かって、『母さん!母さん!俺だよ!明だよ!今来たよ!』って、何度も叫んだ。そしたら近くにいた看護婦さんが……『ごめんね明くん。お母さん……もう……』って」


「…………………」


お兄ちゃんは、ぐっと何かを堪えるように眼を瞑った。私は……そんなお兄ちゃんの手を、ぎゅっと握った。


「5分……たったの5分だ。その5分を俺は憎んだ。そして、父さんを憎んだ。だけど……父さんの、母さんの死ぬ姿を見たくない気持ちも分かるから、俺は何も言えなかった。その日以来、父さんは仕事だけに生きるようになった」


「……どうして、なの?」


「たぶん、寂しい気持ちを誤魔化し続けているんだと思う。家にいると、母さんのいない寂しさを思い出すから、居たくないんだろうね」


「…………………」


「それから俺は、一人で生きるかのように、食事を作ったり洗濯したりして、ぽつんと家にいた」


「……お兄ちゃん」


「ふふ、今は大丈夫だよ。美結……君がいてくれるから」


「…………………」


「実はね、俺の母さんは……美喜子さんに顔が似てるんだ」


「え?」


「俺の母さんも綺麗な人でさ……。初めて美喜子さんを見た時、ちょっとびっくりした。すっごい似てるわけじゃないんだけど、ふとした拍子に見ると、似てるなあってなるような感じ。父さんが美喜子さんと結婚したのも……母さんの幻影を追いかけ続けているからなんだと思う」


お兄ちゃんは、お墓のそばに置いてある箒を使って、お墓の中にある落ち葉を外へ掃いた。


そして、ペットボトルを取り出して、墓碑に水をかけた。火をつけたお線香と、たんぽぽの花を置いて、お兄ちゃんは手を合わせた。


私もその隣で、一緒に手を合わせた。


(……博美ママ、どうか安らかに)


私が心の中でそう祈った時、さあ…………と、優しく爽やかな風が、私とお兄ちゃんの間を吹き抜けていった。




「……ただいまー」


私とお兄ちゃんが家に帰り着いたのは、午後四時頃だった。


「あら、お帰りなさい」


驚いたことに、食卓のテーブルに、ママと……それから、お兄ちゃんのパパが隣同士に座っていた。ママはどこかで買ってきたのであろうケーキをお皿に持って食べていて、お兄ちゃんのパパは新聞を読んでいた。


「珍しく今日は、家族四人揃ったわね」


ママがそう言って笑っていた。私とお兄ちゃんは黙ったまま顔を見合せて、もう一度二人の方を見た。


「……あ」


その時、お兄ちゃんが小さく声を上げた。そして、テーブルの前まで行って、その上に置かれていた……赤い薔薇の花が飾られていた小さな花瓶を手に取った。


「……俺、薔薇じゃなくて、たんぽぽを飾ってたはずだけど」


「あら、明くんだったの?たんぽぽ飾ってたの。止めてよねえ、たんぽぽなんて。あれその辺で拾ってきてたやつでしょ?ダメダメ、ちゃんと買ったやつじゃなきゃ、インテリア的に映えないでしょ?ほら、赤い薔薇の方が似合うじゃない」


「………………その、たんぽぽはどこへ?」


「ゴミ箱に捨てたわよ。明くん、これから何か飾る時は、私に相談してちょうだい?やっぱりおうちはちゃんと綺麗にしておきたいものね」


「…………………」


お兄ちゃんは、ママの足元にあるゴミ箱の前まで歩いていった。そして、その中の物を、じっと黙って見ていた。薔薇の入った花瓶を持つ手が、ぶるぶると震えていた。


「……たんぽぽは…………」


お兄ちゃんは、声を絞り出すようにして話した。手だけでなく、全身が震えていた。


「たんぽぽは……死んだ母さんの好きな……花だったんです。今日は母さんの命日で……」


「あら?そうだったの?ごめんなさいねえ」


「…………………」


「でも、亡くなったのって大分前のことなんでしょう?なら、もう今は私が新しいママなんだから、私の選ぶお花を飾りましょうよ」


「…………………」


「明くんって、意外とマザコンだったのね。でも、もうそろそろ卒業しないとね。私がママだってことにも、いい加減慣れてもらわないとダメよ?」


「…………………」


お兄ちゃんは、パパの元に歩いていった。そして、新聞を読んでるパパに向かって話しかけた。


「お父さん…………たんぽぽの花は、母さんの…………」


「ん?ああ……そ、そうだな」


パパは、一瞬だけチラッとお兄ちゃんを見ると、また視線を新聞に戻した。


「でも、まあ、なんだ……俺たちも前向きにならなきゃな。いつまでも死を悲しんでてちゃいけない……」


「…………………」


「薔薇の方が似合ってるんだろ?なら、そっちを飾っておきなさい」


「…………………」


お兄ちゃんは、花瓶を大きく上に持ち上げて……




ガシャーーーーーンッ!!!




床に、叩き割った。


「きゃあ!?」


ママの驚く声が上がった。「なに!?なんなのよ!?」「な、なんだ!?明!」と、あたふた慌てているママとパパを無視して、お兄ちゃんは黙ってその場を離れた。


「お兄ちゃん……!」


私の言葉にも返事をせず、そのまま家を出ていった。


「なんなのよも~!ねえ隆一さん!やっぱりあの子どこかおかしいわよ!突然顔に水をかけてくるし!いきなり花瓶は割るし!」


ママのヒステリックな声が、私の耳を苛立たせた。


「あ、ああ……そうだな」


パパの弱々しい声が、私の神経を逆撫でした。


「あんなに癇癪(かんしゃく)持ちだなんて……!心の病か、発達障害なんじゃないの!?」


「さ、さあ……どうだろう」


「病院に行かせましょ!もう私一緒に住める気がしないもの!」


「…………………」


「あ、ねえ美結、この割れた花瓶、片付けてくれる?破片がたくさんあって危ないのよ」


……私は、とうとう、我慢ならずに……叫んだ。



「バカーーーーーーーーーーー!!!!」




……豆鉄砲でも食らったみたいにびっくりしていた二人を無視して、私は家の外へ出た。



「お兄ちゃーん!お兄ちゃーん!」


私は住宅街をさ迷った。すれ違う人に怪訝な顔をされて見られたりしたけど、構うもんか。お兄ちゃん!お兄ちゃん!


「…………!」


近所を捜し初めてから、10分くらい経った頃、お兄ちゃんを公園で見つけた。


二つあるブランコの内の片方に座りながら、お兄ちゃんは泣いていた。いや、正確には泣き終わっていた。眼を真っ赤にはらし、頬に涙の跡を残したまま、じっと考え込むようにして虚空を睨んでいた。


「…………………」


私は黙って、隣のブランコに座った。私が来たことに気付いたお兄ちゃんは、ちらりと横目で私を見た後、また真正面を向いた。そして、泣き疲れた後の掠れた声で「ごめんな」と言った。


「探させちまって……気を遣わせたな」


「ううん、いいの」


「……ガキみたいなことしちまったなあ……。花瓶ぶち割って家出るなんざ、聞き分けのないガキそのもの……」


「…………私だって、あんなの怒るよ。だって、博美ママの大切な……」


「…………………」


「…………………」


「……ちくしょう」


「え?」


「何がマザコンだ、ふざけんな……」


「…………………」


「何が前向きにだ……あの時……母さんの死から逃げようとしたくせに……」


「…………………」


「…………………」


「……お兄ちゃん」


「……なに?」


「私、お兄ちゃんのこと、愛してる」


お兄ちゃんは、私の方へ顔を向けた。眼を大きく見開いて、私のことをじっと見た後、眉をひそめて……眼を細めた。そして、口をぐっとつぐんだ。


「…………………」


「私……お兄ちゃんみたいに、素敵な言葉なんて思い付けない。だから、お兄ちゃんに何て言えば良いんだろう、どうすれば励ませるんだろうって思ってたけど……。でも、この一言、とにかくこの一言を、お兄ちゃんにたくさん言おうと思って」


「…………………」


「お兄ちゃん、愛してる。ホントにホントに愛してる。この世の誰よりも、あなたを愛してる」


「…………………」


「すっごく優しいところも、いたずらっ子なところも、エッチなところも、ちょっと怒りんぼなところも……今日みたいに、なんだか寂しそうなところも、みんな好き」


「美結…………」


お兄ちゃんは眼を瞑り、また真正面を向いてしまった。


「お兄ちゃん、私……いつか二人で出て行きたい。あのおうちを二人で出て、遠くの街で一緒に暮らそう?」


「遠くの…………」


「うん」


「……ふふ、いいなそれ」


「ね?」


「…………ありがとうな、美結。元気付けてくれて」


「ううん、ありがとうはこっち。いつも私のこと支えてくれてありがとう」


「…………………」


「お兄ちゃんに支えられる側ばっかりじゃなくて、支える側になれて、私嬉しい。前よりもっともっと、お兄ちゃんを愛したくなっちゃった」


「……なんで美結は、そんなに俺のこと……」


「なんでってそんな、今さら野暮だよ。お兄ちゃんは私の……心の深いところまでたくさん助けてくれた。お兄ちゃんがママから守ってくれた。お兄ちゃんの謝る姿を見て、私もメグに謝ろうと思った。お兄ちゃんが抱き締めてくれたから……私も明日を生きようと思えた」


「…………………」


「それに、博美ママの言葉……教えてくれたでしょ?」


「……!」



この世で優しい人は、お前一人だけよ


自分のことだけを信じなさい

他人のことを愛するために



「…………………」


「今、私が……この世で一人だけの優しい子。だからお兄ちゃんに……私の気持ちを全部あげる」


「美結…………」


「お兄ちゃん……好きで、大好きで、愛してるよ…………」


……お兄ちゃんは、私の方へ顔を向けた。そして、切なそうに私を見つめて…………言った。


「ありがとう…………俺も、君を愛してる」


「…………………」


私とお兄ちゃんはブランコから降りて、抱き締め合った。あったかい……。どうして人肌は安らぐのかな……?

ふふ、ううん、違うよね。お兄ちゃんだから、あったかいんだよね。


「お兄ちゃん……」


「ん……?」


「今は、この世に二人だけだね、優しい人……。私と、お兄ちゃん」


「……ふふ、そうだね」


「…………………」


「……俺、まだ美喜子さんや父さんに、期待しちゃってたんだと思う。俺のこと思いやってくれるだろうって、母さんの死を悼んでくれるだろうって……。でも、この世に俺たちだけが優しいなら、あの人たちが優しくなくったって、いいよね」


「うん」


「まだまだ俺も、母さんの教えを守り切れてないや」


「これから一緒にがんばろ?私もいるよ」


「うん」


「…………………」


「美結」


「なに?」



ありがとう…………















「……ん」


私は、真夜中の2時に、ふいに目が覚めた。真っ暗な天井がぼんやりと、私の眠け眼に映っている。


「…………………」


隣では、お兄ちゃんが寝ている。私の方へ身体を向けて、小さな寝息を立てている。


私は、お兄ちゃんの着ているパジャマをくんくんと嗅いだ。えへえへ、いい匂い。


「お兄ちゃん……」


お兄ちゃんと会ってから、半年が経った。ようやく髪も、坊主される前くらいのボブヘアに……元の長さくらいに戻ることができた。


この半年、いろんなことがあったなあ……


私がこの家に来て、お兄ちゃんと出会って。


いじめられて、不登校になって。


お兄ちゃんが支えてくれて、大好きになっちゃって。


メグと仲直りできて、ライバルになれて。


お兄ちゃんと、家を出る約束をして。


「…………………」


警察や学校と、少しずついじめの件を進めながら、私たちはこの家を出る計画をしている。


ふふふ、お兄ちゃん……これから何があっても一緒だよ?


一緒に二人で、ずっと生きていこうね。


お兄ちゃん、大好き。


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