第一部登場人物紹介

その世界には魔法が存在する。

ひとつの大陸には3つの国と、亡国がある。

東のシュバルツ

西のエスメラルダ

南のグラナーダ

そして北の亡国


リナリアのお話の舞台はシュバルツ王国である。



《第一部登場人物まとめ》主要キャラをまとめてます。


【主人公】


リナリア・ブルーム


大きな商家の娘で、金色の髪と碧い瞳が自慢の美少女。

幼い頃から動物との意思疎通ができて、おまじないで怪我や病を治してあげていた。

周りの無理解で孤立することも多かったが、ある出来事から魔力を持っていることが判明する。動物と心を通わせる天賦の才能持ち。


入学当初から躓いて前途多難だったが、志が折れても再びくっつける根性で乗り切ってきた。



【学校の仲間たち】


ルーカス・クライネルト


ダークブロンドの髪と群青色の瞳をもつ美少年。

昔ながらの旧家の子息で、貴族でもおかしくない血筋家柄だが、先祖代々の方針で平民身分に収まっている。

成績優秀、眉目秀麗、品行方正な優等生のため、授業に遅れがちなリナリアの世話を見ている間にいろんなことに巻き込まれて行く。



イルゼ・ヘルマン


リナリアの初めての人間の友達。胡桃色の髪、オリーブの瞳を持つ。

友達のためなら鉄拳制裁も辞さない正義感の持ち主。

祖父が魔術師。他の家族の中でイルゼだけが魔力に目覚めた。実姉と折り合いが悪い。

力はパワー。



ニーナ・プロッツェ


リナリアの同室者。

赤褐色の髪と金色の瞳の狐の様な雰囲気を持った少女で、性格は淡々としている。

両親を亡くし、親族にたらい回しにされて今の孤児院に入った。国の最高神職者である大巫女を敬愛している。

割と狡猾な面もあり。




【特別塔の生徒】


ドロテア・フロイデンタール


侯爵令嬢で、ルーカスの幼馴染であり、はとこの関係。ただし貴族間で繰り返された婚姻の影響で普通のはとこ同士よりも血が濃い。


ルーカスに並々ならぬ想いを向けている。

一途だが我が強く、思い込みが激しい面もある。



【先生たち】


エーゲル先生


途中で辞任した前任者の代わりに赴任した魔法実技の先生。

厳正中立で、えこひいきは絶対にしない先生。怒ったら怖い。



キルヒナー先生


医務室の先生

常連のリナリアの顔はしっかり覚えている。怪我しまくるリナリアには心配のあまり少し辛口になりつつある。



【関わっている役人】


魔法庁……国王直轄の団体。国全体、国家間の問題、国直属の魔術師や、魔法魔術学校の生徒たちに関することが担当。


魔法魔術省……各領地にある、地域特化の団体。各領主がトップになる。

魔法に関わることを幅広く対応している。時折魔法庁からヘルプ要請が来て一緒に活動することもあり。



キューネル


リナリアの住んでいる領地にある魔法魔術省のお役人さん。

リナリアの能力を最初に見つけた人。

色々と力になってくれ、相談役になってる。



ブレン・クライネルト


ルーカスの叔父であり、魔法庁の役人。

リナリアと同じく、魔眼と言われる天賦の才能を持つ。普段は眼鏡でその力を封じている。

面差しがルーカスに似ている。




【動物たち】


猫爺さん


リナリアが生まれる前から港町モナートに住んでいた野良の老猫。名前はない。

人間のスキャンダルが好きで、どこからか情報を仕入れてはリナリアに教えている。痛いところを治してくれた治療代の代わりらしい。



トリシャ


ルーカスの眷属である白猫。

普段は怠惰に過ごし、自由気ままに生活しており、あんまりルーカスの命令に従ってくれない。だけどいざとなると頼りになる。基本的に個人行動。

目下の目標は縄張りを荒らすカラスを撃墜すること。




【?】


ロート・ハイドフェルト


突然リナリアの前に現れた怪しい貴族。

リナリアを養女にしたいと申し出てきたが、ブルーム夫妻に断固拒否された。


子爵家の次男で、立て続けに親族を亡くして最近叙爵したらしい。

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