第67話 クイズ
「はーいみんな集合だよー」
小学校の先生のようにアリスはみんなを集めた
「前にお兄ちゃんが言っていた通りこの先ライン王国とは戦争する可能性が高い。そのために必要な対策は何でしょう」
はい、と手を挙げたのはレオだ
「戦うための特訓です」
「違います。残念」
今度はルミナが手を挙げる
「王様の暗殺でしょ」
「ざんねーん。違いまーす」
ルミナの時だけなぜか煽っていくアリス
えー何だろうか。ここで正解することは天才のアリスに近づく第一歩
「分かったぜアリス、話し合いだろ」
「他に意見のある人はいますか」
無視かい。さすがにお兄ちゃん傷つくよ・・・
「はい、じゃあカレン」
「戦わないことです」
「正解!さすが私の弟子」
ピンポンピンポンとアリスは口で正解を褒める
「おいおい、戦わないってどういうことだよ」
以前、アリス達は王国に国交を結べと無理難題を突き付けた。だがこれは向こうに戦争を起こさせるためのものだったはず・・・
「そのままの意味、もっと正確に言うなら戦わずして勝つかな」
どういうことだとスグルが悩んでいる中、王国はすでに動き出していた
「武器を取れ兵士たちよ。王国騎士団長の弔い合戦だ」
剣聖の言葉にウオオオ!と多くの兵士の怒号が響く。戦争の準備はでき奇襲を仕掛けるようだ
「さあ進め、敵は──」
剣聖を先頭に兵士たちは行進を始めた。全てアリスの予定通りに
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます