第23話 精霊の日・小町忌/『灯す』
お盆のぼんぼり、迎え火と送り火、精霊流し、復興を願う日のキャンドルナイト……火や灯りで亡き人に想いを馳せる。
蛍が庭先に来た際に「亡き家人が戻ってきた」と感じるのは日本人の繊細な感性とロマンチシズムなのかもしれない。
深夜にも煌々と照明が消えない現代になっても、どうか消えないで……。
◆3月18日は「精霊の日」、「小町忌」/2023年3月18日作
#140字小説『灯す』
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