03

「酷い目に遭った。酷い目に遭った! 酷い目に! 遭った!!」


 塔の影で体を休めながらセニオリスがアリシアに文句をまくしたてる。あの後追いかけてきていた狼を全て消し飛ばしたのだが、その音は周囲の魔物を更に集めた。更に狼だけじゃない。周囲に居た魔物全ての注意がこちらに向かってきた。こいつはこの森の外からやってきた外敵だ。領域外の脅威だ。殲滅しろ。殲滅しろ。殲滅しろ! と森中の魔物全ての総意が一致した。その結果種族を越えた奇跡の談合が出来上がったのである。


「死ぬかと思いました」


 もちろん魔物による脅威によってではない。アリシアという化け物に抱え込まれたまま魔法を使われ、ダッシュされ揺れて酔いそうになりながら方角を見失わないようする。重労働である。更にアリシアが魔物を撃退する為に放った魔法による爆風によって息が詰まり、爆風によって飛んでくる小石から顔を守り、あぁもうとにかく死ぬかと思った。まだ幼い子供に耐えれる試練ではないだろこんなの。


「まぁ無事着いたんだし。終わり良ければ全て良し」


「まだ始まってすらいないんだけど。はぁ、まあいいや。シアちゃん早速調査を始めるよ」


 休憩も程々にして調査、もとい使用可能かを確認する。塔とは言え、経年劣化か所々破片が落ちている。なのでそれを使えば塔を叩くまでもなく解る。


「この塔はどこの国にも属さない。本来何も機能を持つはずの無かった孤独の塔。まぁ私が餌にしたんだけど」


「あれ、そうだっけ?」


「実はそうなんだよ。麗愛の時の話だよ。さて、それはもう過ぎた事なので、置いといて、今は触媒としてどうか……だよ」


 魔力の通りの良さ。魔法陣を永久的に固定する為の触媒。そうなるとかなり素材としては限定される。永続的に魔力を供給し続けるモノなんて存在しない。


 なら見方を変えるべきだ。


「大気中にもエーテルは充満してる。これを応用し、魔力効率を引き上げたのが現代魔法。元はもっとも古い魔法からの応用だけど。これは聖方には無い特性だ。セーフティが無く危ないから使えないようにした。これでは文明は発展しない。なので、新たな魔法式としてセーフティを取り込んだ現代魔法が現れた。つまり、私達が行うべきは現代魔法の更なる発展にして応用。新たな魔法式の誕生だ。さぁてやる気出てきたぞぅ!」


「そこまでやらなくて良いんじゃない? 必要なのはセーフティの除去。なら最も古い魔法式を使えば良い」


「事実、その通りなんだけどさ。その魔法、誰がメンテナンスするの」


「………………………………………………継承は不可能、と」


「不可能と言うか、するべきではない、というか。麗愛にて、真にアグレシオンは終わった。ネドアはまだちょっと色々ありそうだけど、ならもう『アレ』は使われるべきではない」


「じゃあなんで現代魔法にその要素を入れたの」


「古きは捨て、新しきを作り出す。でも、全てを捨てたんじゃ勿体ない。それに、大気中にエーテルがあるのに使わないだなんてリソースの無駄無駄。私達に必要なのは前に進む為の足枷であって錘じゃない。利用できるところは利用する。それが私達ヒトが文明を発展させるための条件だ」


「……でもそれだって結局継承しなきゃ……」


「そりゃ継承すりゃいいじゃん。古き魔法とは違って継承する事自体に問題はないんだよ。新しきは古きを殺すなんてそんなことは起きない。限定的な魔法式。たった一つの魔法の為に作られた魔法式であれば、それ以外には使用出来ない。というか使用方法が無いんだから古きを殺すことは出来ない」


「なるほど。細微は見て見ぬふりってことね」


「うん。細微まで気にしだすと、それこそ本当に新たな魔法式を作らないといけなくなる。応用と応用と応用と原種を掛け合わせ、全く新しい魔法式に見せる。現状これが最適解。魔法式を作るとは言ったけど、聖方も現代も混ぜ合わせ、古き魔法からエッセンスだけ借りる。全ての要素を混ぜ合わせると、素人目からは新たな魔法式に見えるのさ。最早聖方さえも失われた近代において、そういう深いところまで識ろうとするのは学者だけ。そんでもってそれが解った所で何の意味も無いのさ」


 地面に落ちていた大き目の破片を拾い上げる。言っていることは解るが、容量を得ない。これは聞いている側の知識量に問題がある。知らぬ単語が多いと、その根幹は読み解けない。シグルゼも頭の上にはてなを浮かべている。彼女達はシグルゼが居る事を忘れているのではないだろうか。良いだろう。仕方ない。そういう事もある。特別講義を始めてやろうかと思ったが、まぁ、そういうのは後々、解ってくるものだろう。後の楽しみを奪ってはこちらも楽しくない。


「所々爆発音が響くと思えば、貴方達ですか」


 ふと後ろから声がした。二人は驚く様子が無いので、たぶん気付いていたのだろう。


「事が事であれば、サミオイにて開廷しますが」


「はっはっはー、魔物に対して反撃するのは誰だってするでしょ。それともキミは黙って狼の餌になるのかい?」


「そうではなく、威力を考えてくださいダウナーウィッチ。環境が変化してしまいます」


「たはー、それはごめん。まぁ、今回は多めに見てよ」


「…………前回もその言葉を聞きましたが、仕方ありません。多大な恩がある以上、私達は貴方に強く言えない」


 尖った耳を持つヒト。エルフ。正確にはエルヴィン、エルヴィスと呼称した方が正しいのだが、発音しにくいのでエルフと。


 翡翠の目を持つ彼女は背中に弓を携えている。森の番人だとか賢者だとか呼ばれるが、実際は魔法信奉者。その癖に弓を持つ変わり者だ。関わらないに越したことは無い。けどまぁ、どうやらアリシア達とは面識があるらしい。顔がやけに広いな。


「髪、伸びたね。クラリス」


「はい。伸びてしまいました」


「綺麗になったもんだぁ。っと、そうそう、この塔何かに使ってたっけ」


「いえ、使ってません。というよりこれは元よりサミオイのモノではないとお判りでしょう」


「まぁねぇ。一応確認。キミ達エルフが良い子に育って嬉しいよ」


 アリシアが手に取っている石片をクラリスと呼ばれたエルフが不思議そうに見つめる。


「あぁ、これ? 魔力伝導率と維持率を見てるんだよ。触媒に丁度良さそうだからね」


「千年以上古き魔法陣を宿していたのなら、その石ころ自体の性質も変わってそうですね」


「うん。めちゃくちゃ歪んでる。とっても扱いやすくなってるね、これ。なるほど、だからあの時あんなに綺麗に出来たのか」


 良さげだね、これ。と大きく頷くと彼女は伸びをする。


「わざわざ転移して来た甲斐があった。問題はこれを運び出し、別の形に組み直さないといけないことだけど……」


「それは簡単だよ、シアちゃん。素材が問題無いなら後はそれを活かす料理人が居れば良い。料理人て言ってもたくさん居るけど……ぶっつけ本番でやるわけにはいかないから、ここで一度結界作ってみたら? ボクがそれを解除出来るか試そうじゃないか」


「なんで私の後ろに隠れてるの、オリちゃん。あぁ、いや、そうだったね。いい加減慣れてくれない?」


「無理! ぜぇえぇえったい無理!」


「そう拒否されると流石の私でも悲しいのですが……仕方ありませんね。私はサミオイの警備に戻ります。もう爆発しないでくださいね」


「私が爆発したみたいな言い方やめてね?」


 正確には爆発させた、だからね? というアリシアの言葉も聞かずにクラリスは森の木々に溶け込んで消えてしまう。


「長生きのくせにせっかちだなぁあの子。生き急ぐあまり自分がストライクウィッチってことも忘れてるんじゃないかな?」


「まぁ良いんじゃない? そんなに重要なことじゃないでしょ。あれ。確かにエルフからすれば重要だろうけど、ボク達からすればもう用済みだ。魔法信奉者なのは構わないけど、あれは生物として異常だ。ボクとは相容れない。生理的に無理。いつまでも昔に捕らわれたままだ。『あの時』よりはマシだけど、マシになっただけで根本的な解決に至ってない」


「本当に嫌いだねぇエルフのこと」


「当たり前でしょ。事実として、キミから左目を奪ったのはあの種族だ」


「………………………………かなり昔の話だよ。さて、とりあえず結界張ってみるから、破ろうとしてみて」


「はいよ。ボクが解除出来るレベルじゃダメってことだからね」


 塔の一部が砕けた破片を円形に並べていく。単純なモノではあるが、強度は最大、出力も最大。とは言え範囲は広くなくていい。禁書庫用に作る結界は、新たな世界の創造に等しいモノだ。正確には、現実にある一部を書き換える。空間歪曲を利用したモノ……なのだが、空間歪曲は結界ではないので細微は異なるが、まあ空間歪曲を永続的に行う結界と思ってもらえれば、本質は捉えられなくともガワの部分は理解できるだろう。


「精霊よ、我が声に呼応せよ。────そうか、月は不在か。ならば星よ、星辰達よ。我が声に呼応せよ。────私はお前達を使役せず。お前達は私を呼び止めず。されど、星よ、星辰達よ、お前達が望むのならば、この魔力を捧げよう。その代わり、一度私の願いを叶えたまえ」「あるべきは夢の終わり。罪深き我らヒトを赦し、我らヒトの血は途絶えず。狂信に信奉に奉るは星の海。導きの星達よ、夜を照らす月と共に輝く斯く美しき星達よ、ここに、願いを叶えたまえ」


 前座は終わる。まああれだ。急に力を貸せとか言って貸してくれる優しいヒトは居ないだろ。それと同じで星の力を借りて魔法を使うのであれば挨拶が必要だ。大きく分けて二段落。挨拶は何事にも大切だ。もっとわかりやすく言えば、祝詞だ祝詞。


鋼鉄の犬ウォッチドッグス飛来する鉄塊セレクティブ、被霊の王、嘘を赦されぬ枯れ木の王ライフォーギ・レンデオン愛を叫ぶ吸血鬼カプリケット滅びゆく国カルイザム愛を伝える真なる騎士アグレシオン物語に愛された少女と物語を愛した青年アリスとキャロル戦場を駆る死神ロセル古き故郷の亡霊達ネドア・プリズム非業に堕ちた狂える魔ネドア・フォーリム憧れの騎士ネドア・ルビツ、|死を顧みぬ愚かしくも愛おしいヒト《エリー》、麗しき私の愛セニオリス。これは私の存在強度、私の存在意義。そうとも、私達の冒険は奇跡に、愛に、希望に、夢に満ち満ちていた! 嗚呼、声よ、音よ、匂いよ、私が見た光景よ。これら全てが私の一部ならば、なんと素晴らしき事か。だから私は尚前に行く。キミ達に貰い受けた全ての恩を、全ての愛を友情を、絆を、今ここに繋ぎとめる為に生きている。嗚呼絶巓よ、遥か遠き私が愛した絆達よ、キミ達の冒険は、キミ達の生命いのちは祝福に満ちていた! 『今を光り輝く絆の──』」


 円形に並べられた石達が呼応するように輝いて、その光は線となり幾何学模様を描く。長い詠唱を終えて、出来上がった魔法陣を杖で突く。それが起動の合図。仰々しく、長ったらしい彼女の人生を象徴する詠唱に対し、あっさりとしたテクスチャで呼応する。


────。視界が塗りつぶされる。結界に取り込まれた。いや、感覚的には外に拒絶され別の世界に飛ばされたという感覚の方が近い。


 ありえない。ありえてなるものか。外からの拒絶とは即ち存在強度の消失だ。ヒトは名を持ち、誰かに認識されることで存在強度を保ち、世界に存在し続けられる。死とはまた別の終わりを迎える。だが、これは。その全てを飲み込んでいる。練習でこんなモノを用意するな。出力を寸分違えた程度で世界に多大な影響を……いや、待て。待て待て、おかしいだろ。ただの魔法使い風情がこんなモノを扱えるモノか。これは精霊級だ。明らかに度を越している。先ほどばかすか撃っていたグラーヌスの威力も相当なモノだったが、あれはまだギリギリヒトの範疇に収まっていた。だけど、これは、ヒトの身で行える範囲を裕に超えている。或いは、元よりこいつらヒトじゃないのか? 化け物だ化け物だとは言っていたが、あくまであれはヒトの範疇での話。だが、これは、あまりにも……っ。


「…………いい加減に加減というモノを覚えて?」


 暗闇の中。世界から隔絶されたこの空間で存在を保つのはかなり厳しいはずだ。例えどんな強大な魔物であろうと、それは周囲に恐れられることで存在強度を保っているに過ぎない。ここではそんなモノは無意味だ。確かに隔絶されたモノ同士で互いを認識していれば存在強度は多少保たれるかもしれないが、それは一過性のモノですぐに全てが水泡に消える。だったらこの結界はある意味で世界のルールさえも書き換えるモノかもしれない。


「空間歪曲使って何かするんじゃなかったんですか……」


「興が乗りました。反省しません。後悔しません」


「懺悔しろ」


 やることなすことめちゃくちゃだ。やってることがあまりにも馬鹿げている。


「…………構造は割と単純だね。隔絶世界だから外からの干渉は不可能。う~ん馬鹿。下手したら自分も出られなくなるじゃんこの結界」


「いや、これは封印結界だから。オリちゃんみたいなのには良く効く。もっと有効的な使い方をすれば、オリちゃんの超好戦的バージョンみたいのだったら十日間くらいなら封印出来ると思う」


「…………これを使って十日間……セニオリスさん、貴方って」


「さて、と。まあ壊すか。こんなの残してたらまたあの煩いエルフに怒られる」


 セニオリスが杖を取り出す。…………? このヒト、さらっと隔絶世界飛び越えて道具取り出したか? 今。まあ良い。良いんだ。そこはもう重要じゃない。どうせ出来ないことが無いタイプの種族だ。今更なんだよ。クソ、なんでだ。なんでこうなった。




「構造も単純、魔力の流れも単純。炉心からの接続……解除。……? あれ。これじゃダメか。オーバーロード、停止、これもダメ。…………なるほど、こりゃボクじゃダメだ。流石、シアちゃんが十日間は封印出来ると自負した結界だけはある。けど、甘い。甘いよシアちゃんっ! 砂糖菓子に蜂蜜かけて食べるくらい甘い! 構造が単純なら干渉すれば良いのさ! ふははははは……っ! ──────は? 嘘出来ない。マジか」


「ははははは! 私の勝ちだなぁ! オリちゃん!」


「いや、いやいや。いやいやいやいやいやいや! まだ負けてないから! 負けたって認めるまで負けてないから! そうだ、魔力の流れを掴んで…………よし、掴めた。この糸を引っ張ると爆発するから……」


「? 爆発? オリちゃん待って? 爆発? しないよ? え? しないよね? ブラフ? ブラフなの?」


「見つけたっ! ここだっ!」


 杖を振り上げてそのまま躊躇無く振り下ろす。肉眼では何も見えない。だけど、ある一定の地点で杖が何かに激突するかのように止まる。


「どんな魔法にも核がある。魔力の流れを掴み、その集約点を見つければ、その核が見つかる。そして核が無くなればその魔法は自立出来ないっ! うおおおお潰れろおぉぉおっ!」


 ガラスが割れる様な音が響く。それでまた、視界が光に塗りつぶされる。


「…………?」


 ……………………?


 一瞬全てが白かった気がする。瞬きするくらいしか無い程だったが、それでも確かに白かった。光のせい? 違う。光ではない。文字通り何も無い空間。暗闇さえも、光さえも無い。なんだ? あれは。なんだったんだ?


「よぅし! ボクの勝ち!」


「まぁ有効的な使い方じゃないしね」


 先ほどの隔絶世界の詠唱。あんなにも希望溢れるモノなのに、何故こんなモノが生まれたのだろうか。それこそが彼女の闇に直接通じているような…………。


「戻った戻った。あと、この石片は持って帰ろうね。色々と使い道が多すぎる。なんで長い間これに気付かなかったんだろう」


「灯台下暗しというか、根本的にすっぽり抜け落ちていたと言うか……。まあ見つかったものは見つかったんだし次はこれだけの結界が張れるのなら、封印用でもない禁書庫用の結界であれば全く問題なく運用出来るね」


 二人大きく伸びをする。置いてけぼりのシグルゼは、早く帰りたい、と。まあまだ子供だからね。


「さて、じゃあ帰ろうか。これを運ぶのは人数が必要かな。魔法で全部運ぶ事は出来るけど、加工しなきゃだし」


「だねぇ。なんかどっと疲れたよ。まだ朝なんだけどな」


「あはは、そうだねぇ。まだお昼の時間でも無いや。シグ今日は誰かと約束してたっけ?」


「昼過ぎにグライムと会う約束を」


「ふ~ん。あんまり遠く行っちゃダメだよ。国の外に行ってもダメだからね?」


「解ってます」


 シグルゼは無駄に良く出来た子だ。怖いくらいに。正直大人びすぎているくらい。少しくらい子供っぽい所を見てみたいが、何故か彼はそういう素振りを見せない。というか、泣いた所さえも見ていないと思う。生まれた時くらいじゃないだろうか。


 まあそういう子だって居るだろう。多く居るだろう。周りの環境が厳しいのなら余計だ。泣いてる暇があるなら働けと言われる世界だってある。シグルゼはとても恵まれている方だ。この二人を両親に持つ、だなんて、魔法使いからすれば憧れの的だ。まあ彼は別に魔法使いという訳ではないから、正直そこまで恩恵があるわけではないのだが……。彼は星読み。空を見上げ星を繋げるロマンチックグラス。そうなると、やっぱり魔法はそこまで、って感じだ。


「怪我しないようにね?」


 とセニオリスが彼の頭を撫でる。


「気を付けます」


「大丈夫だよオリちゃん。グライムと言えば、トークライン家の子息だ。彼なら回復魔法はお手の物……」


「ばか、そういうことじゃないでしょーが」


「…………。そうだね。そうだった」


 アリシアが杖で地面をこつんと叩くと、まるで舞台装置の様に視点が切り替わった。

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