最強鬼神の力であっという間に無双中
熊の蹄
第1話 落ちこぼれ
「クラスを降格しないか?」
俺、
「何を言ってるんですか!」
「はっきり言うよ、君の力じゃFクラスにも遠く及ばない」
佐藤先生の言ってる通り俺の能力は一般人と大差はない
「それに君のユニークスキルは特殊なんだ、
いつ覚醒するか分からないんだ」
俺のユニークスキルは『鬼の素質』鬼になる素質があるというスキルだ、このスキルは特殊で普通のユニークスキルは唯一無二だがこのスキルは所有者が覚醒もしくは死亡したら違う人に移ることになっている、覚醒できた時は超人的な能力、覚醒できなかった時は非力な凡人になる
「分かった一週間後にAクラスの誰かと戦ってもらうそれで負けたら君はFクラスに降格だ」
「勝ったらどうなるんですか」
「勝ったらこの件はなしでいいし君にも専属の冒険者を雇おう」
俺以外のSクラスの人は専属の冒険者を雇って教育されている、ちなみにこの佐藤先生はやってることは普通の学校の先生と変わらない
「分かりましたその条件を飲みます、失礼します」
「あぁ」
そして教室から出ると
「大門君!先生に何か言われなかったかい!」
金髪イケメンのこいつは
「クラスを降格しないかって言われただけだ」
「なんだそれだけか………ってえーーっ!」
「いちいち喧しいな」
「だってせっかく同じクラスメイトになったのに」
はー本当に面倒くさいがいい奴だ
「一応先生の条件をクリアすればSクラスから降格は免れる」
「その条件って」
「そんなに近づくなって!」
「そんなこといいから!」
「分かったって、一週間後にAクラスの誰か戦わせるからそいつに勝ったらSクラスに残れて俺にも専属の冒険者をつけるって」
「えっじゃあ無理じゃないか」
「何最初から勝てないって決めつけたんだよ」
「だって」
すると後ろから金髪の女が来た
「だってFクラスより弱いあんたがAクラスの人に勝てるわけないもし戦ったら無様に負けたら生き恥をかくだけ、でしょ真矢」
「そこまで言ってないよ雫」
この憎たらしい女は
すると次は赤髪の美人が歩いてきた
「真矢殿の言う通りそこまで言ってはいけないぞ雫殿」
こいつは
「だが武丸殿、無謀な事はやめておいた方が吉だぞ」
「そうだよ大門君」
「無謀じゃない覚醒すれば勝てる見込みはある」
「其方も隠れてないで出てきてくれないか凛殿」
こいつも同じクラスの
「別に隠れてない」
俺からしたら隠れてたけどな
「私は武丸のスキルに興味があるだけ」
この4人がずっと騒いでうるさい
「おい!もう俺は寮に帰るからな!」
誰も俺の声に気づかなかったから寮に帰ってきた、寮に帰る帰り道では
「落ちこぼれが来たぞ」
「いつまでSクラスにいるんだよ」
「俺と変われよ」
「ユニークスキル持ってるだけの無能が」
陰口くらいは聞こえないようにしろよな、でも彼らがそう言いたくなる事は分かるSクラスにいるだけでいろいろな特権がある専属の冒険者もそうだ武器のオーダーメイド、寮の部屋が2LDK、他にも色々ある、それを自分達より劣ってる奴が持ってるんだそりゃ不満も溜まるこう言う事も降格の原因なんだろうな。俺でも佐藤先生の判断は間違ってないと思う、だがここで諦める訳にはいかない俺は世界で一番強い冒険者になる夢があるからな
そう思いながら寝室で眠りにつく
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