第31話 フリージア以外のエルフの森
検証が終わり、エルナに話かけた。
「やりたい事も終わったし、行こうか」
「はい、そうですね」
俺達は歩き出し、進みながらエルナに俺が知りたい事を聞くことにした。
「エルナ、今から行くのがエルフの森でいいんだよね?」
「はい、合ってますよ」
「なら、そのエルフの森って、名前なんて言うの?」
「それは、私達が住んでいる場所はフリージアと言われてます」
俺は、それを聞いてあれ?と思ったが一旦スルーする事にした。
「それって、フリージア以外にエルフの森があるの?」
「ありますよ、ですがエルフの森フリージアの言い方は、エルフにしか言われてませんけどね」
「それって、人間はエルフが住んでる場所をエルフの森って一括りで言ってるって事?」
「そうですね、人間にフリージアと呼ばれる事はありません」
「なら、俺が初めてって事になるな」
「呼んで、下さるのですか?」
「そりゃあね、エルナの育った場所だし」
「ありがとうございます」
「それで、フリージア以外になんて森があるの?」
「それは、私が知ってるので8箇所ですね」
「その、8箇所全て教えて欲しい」
「分かりました、1箇所目アーテリエ、2箇所目コーセリア、3箇所目スエキリ、4箇所目トリーシェル、5箇所目フリージア、6箇所目メンシル、7箇所目ユーテル、8箇所目ローレル、ですね」
さっきスルーしたが、やっぱり気になるので聞いてみる事にした。
「さっきから、気になってたんだけどさ、エルナの名前にフリージアって付いてるんだけど、もしかして・・・」
「そうでした、言ってませんでしたね、私エルナ・ルゥ・フリージアは、エルフの森フリージアの村長、ティルフィー・ルゥ・フリージアの娘です、なので名前にフリージアと付きますね」
「なるほど、納得したよ」
そんな話をしていたら、森の前まで来ていた。
「後、数分程で付きますよ」
「ありがとう、エルナ」
俺達は、森に入り右に曲がる、あれ?確かエルフの森には、人間を入らせないように【空間魔法】で囲って、【精神魔法】で入らせないようにする、的な漫画があったような?
これもそう言うことかな?
なら、左に曲がるか。
「なんで、右に曲がらなかったんですか?」
「そういう系の魔法を知ってるから、かな?」
「説明になってないですけど、今度教えて下さる、約束にあるんでしょうね」
「ある、から待ってて欲しい」
「なら、安心しました」
「なぁ、エルナ」
「なんでしょう?」
「俺達、いや俺囲まれてるよな?」
「えっ、ちょっと待って下さい」
そこで多分エルナは、【探索スキル】を発動した、ちなみに俺が先に気付いた理由は、師匠と別れてからここまで、ずっと【探索スキル】を使っていたからだ、いつ襲われるか分からないし、エルナを守らないと行けなかったしな。
「確かに、囲まれてますね」
そこで、エルナは気付き、囲んでる人達に、呼び掛けた。
「私は、無事です、ここにいるレイトさんに、助けて頂きました」
「エルナ、一旦フリージアまで行って、君のお母さんと話をしよう」
「そうですね」
そういう事になり、フリージアまで行きました。
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