第14話 ヒロインですか?

俺が、目を覚ますと木造の家の中に居たが・・・


「知らない天井だ」


俺がそう呟くと、右の方で女性が笑った。


「フフ」


誰だろうと右の方を見ると、そこにはセリナさんが居た。

なんでセリナさんが居るの?


「セリナさん?」


俺が、問いかけるとセリナさんは、いきなり抱きついて来た。

俺は、いきなり抱きつかれた事にドキッとしてしまった。


「セリナさん、どうしたんですか?」


「どうしたんですか?じゃないですよ、レイトさん、今日ゴブリンの討伐にいきましたよね」


「まぁはい、行くと言いましたね」


「そこで貴方は、ゴブリンの集落と戦ったらしいじゃないですか」


「確かに、戦いましたね」


「1歩間違えれば、死ぬところだったんですよ」


そこまで言い終わるとセリナさんは、泣いてしまった。

どうして泣いてるんだろ?

もしかして、今まで冒険者になった方達が死んでるのを、知ってるからかな?


てかどうやって俺、戻ってきたの?そして、ここは何処?

俺は、セリナさんに泣き止んで貰う為に、抱きしめて・・・


「俺は、死にませんよ。絶対に」


と伝えると・・・


「ふぇ?」


と、変な声を出して顔を真っ赤に染めている。

多分俺の、心臓の音が聞こえてるんだろうな的な事を考えていた。

てか、めっちゃいい匂いする、多分これはバニラの匂いだ。


「あ、ありがとうございます」


顔を、赤く染めながら伝えてくる。


「どういたしまして」


多分この時、俺も顔がめっちゃ赤くなってるな。



お互いの、顔の熱さが抜けると話し始める。

そこで俺は気になっていた事を聞いてみる事にした。


「あの、セリナさん2つ程質問が」


「なんですか?」


「ここは何処ですか?」


「ここは、冒険者ギルドの医務室です」


「なるほど、ありがとうございます」


「もう1つの質問は?」


「そうでした、俺は森で倒れたはずですけどどうやってここに?」


「それは、カエデさんと言う、SSS級冒険者の方が助けてくれたんですよ」


「SSS級!?」


「そうですよ」


まじかよ、SSS級冒険者って世界に5人しか居ないんだろ?

俺、その方に助けて貰えたのかよ。


「セリナさん、まだカエデさんはいますか?」


「もう、行ってしまいました」


「そうですか・・・会ってお礼がしたいな」


「あの、カエデさんは『そうだな、近いうちに再開できる気がするのでな』って言ってましたよ」


「そうか、なら再開した時にお礼を言うか」


「それで、話は変わるんですけどギルドマスターとお会いして欲しいです」


「えっ、俺冒険者になったばかりですよ」


「それでもです、行きますよ」


と強引に、ギルドマスター室に連れてこられた。

セリナさんが扉を叩くと、中に居た男は入れと言ってくる。


「失礼します」


と言って、俺とセリナさんは中に入る。

中に居た男は、身長が180を超えており左目に痛々しい切り傷があり、歴戦の猛者感がある。


「初めまして、レイトと言います」


と俺は、挨拶をしてギルドマスターさんが挨拶をする。


「俺は、ディルク・コーリエだ」


「初めまして」


「早速だが、冒険者ギルドを出せ」


俺は、訳が分からず従う事にした。

出すといきなりディルクさんが、俺のカードを持ちセリナさんに渡す。


「冒険者ランクをEにしろ」


「わかりました」


と言いセリナさんは、出ていってしまった。

俺は訳が分からず聞いてみる事に。


「なんで俺の冒険者ランクがEになるんですか?なるんだったらFじゃないんですか?」


「お前、冒険者ギルドに入って何日目だ?」


「まだ、10日ですけど」


「もう1つ質問だ、お前ゴブリンジェネラル倒しただろ?」


「確かに倒しましたね、それがどうしたんですか?」


「ゴブリンジェネラルのランクはDだ、そしてお前が倒した特殊個体つまり、剣持ちはBになるやつをお前は楽しんだよ」


「納得しました、初心者じゃあんなのを倒せないから特例として上げるって感じですね」


「そう言う事だ」


「もう1つ、お前冒険者ギルドに入って1回しか換金してないよな?」


「そうですね、してませんね」


「今から、する気はないか?」


「出来るならお願いします」


それから、魔物の換金が終わり宿に帰った。

所持金はこんな感じだ。


[名前] レイト

[ランク] F

[レベル] 14

[所持金] 64300ディート

[倒した魔物]


だいぶ、増えたな。


____________________

あとがき


師匠に9話で3ヶ月でレベル50に慣れと言われたと思いますがあれは無理だと思いレベル30にします


次回は王都編です


1日1日を書いていたら飽きられると思いましたからね


後ネタが思いつかん

いや思いついては居るがそれで1話書けはムズい


王都でトーナメントがあるのでね

戦いは頑張って書こうと思います


はぁ文才が欲しい

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る