脱出

 反乱軍に立ち向かうササーン達はことごと

く襲撃し仲間達の意識を取り戻していった、

その頃シーンは建物内に潜みドローンボット

を制圧しようとしていた。


『カモフラージュしながら倒したいが、この

数をどうやって?』


『あーあー、聞こえるかシーン!!、ドロー

ンボットにだいぶ好かれている様だな、大丈

夫かぁ?、その数じゃ対処しきれないだろ?、

俺に策があるんだが、5分以内にその建物か

ら離脱出来るかぁ?』


『可能だと思うけど、どうして?』


『その建物ごと吹き飛ばす、作戦だ!!』


『そんなん事したら奴らに居場所がバレるん

じゃ?』


『その心配は無用だ!!、ほんの一瞬だけカ

モフラージュを解除して攻撃後にまたカモフ

ラージュすればバレないはずだ!!、但し必

ず5分以内にそこを脱出しないとシーンも吹

き飛んでしまうから・・・、ラストシーンに

なってしまう・・・何つって!!』


『お兄ちゃんそのダジャレは好きじゃない!

!』


『俺にはこのダジャレしかない!!良いかと

にかく5分以内だ!!、分かったな!!、以

上だ』


『了ぉ〜解ぃ!!』


『其れじゃ〜、攻撃方法はどぉーすっか!!』

『この攻撃だとこの街全体が吹き飛ぶし、こ

の攻撃だとかなりの穴が空いてしまう・・・、

とすると、これか!!衝撃波が一番被害がな

く吹き飛ばせるか!!、衝撃範囲を設定して、

真上から攻撃すれば良いか、もしも真横から

攻撃したら被害が走ってしまうからな!!、

よし、準備完了』


『5分以内に出口に向かわなくちゃ、えっと、

ここを真っ直ぐ行って次は右か!!・・・、

待てよ念の為ここに気配玉を置いとくか、コ

レで見えなくても気配がする方に集まって来

るはずだ!!』


 ザザザ、ザザザ、ザザザ!!


『大したドローンボットだ、この隙に!!よ

しっ出口だ!!』


『シーン、脱出したかぁ!!、念の為建物か

ら離れてくれ、衝撃波を喰らわす!!』


『只今、出口に到達、建物から離脱完了!!』


『カモフラージュオフ、そして!!其れじゃ

〜、コレでも喰らえ!!』


 ドッハァーッ!!


『からの〜、カモフラージュオン、フゥー、

かなり威力あるな!!、ペチャンコだ!!』


『やったねお兄ちゃん!!』


『ああっ流石俺!!、そこで待ってろ、今迎

えに行く!!』

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