聖夜の決意

(二人は話の時を楽しんでいた、そして彼女

から思い掛けない誘いがあった)


『もし聖夜さんが良ければ何ですが、就職見

つかる間、コンビニでバイトでもいかがです

か?、店長さんもあと1名欲しいと言ってい

たので、どうですか?』


『コンビニかぁ〜、バイトの選択はなかった

な正直、このまま無職よりマシか、よし決め

たよ!!』


 雫と働けるなら本望か俺!!


『じゃー決まりでいいですか?、店長さんに

は私から言っておくので、面接の日取りは後

日伝えます・・・、電話番号交換しましょう、

それが良いですね!!、宜しいですか?』


『勿論だよ!!』


 本気か、本気か、本気か?、やった!!


『宜しく頼みます。しっ雫ぅ!!』


『ウフフフッ!!』


 こうして俺はコンビニでバイトをする事に

なった、毎日が堪らなく楽しかった、想いを

寄せる彼女の側で時が絡む、いつしか付き合

える日が、と期待をのせて、そんな気がして

いた、そんな頃、彼女と俺はバイトが終わり、

少し会話をして帰宅した、一度帰宅した俺は

夕飯を買うのを忘れ近所のスーパーに買い物

をし、帰宅途中の事だった。


『彼女とおしゃべりしてると、なんか忘れちゃ

うな、ボケて来たかな俺!!・・・、アレッ

!?、雫か!?、男といる、老人ではないな

?』


 俺はつい癖で隠れて様子を伺った、雫は若

い男へ、手に収まる位の何かを渡していた、

彼氏なのか?、そう思うと切なくなった、二

人の雰囲気はこれと言って楽しげには思わな

かった、むしろ雫は少し拒んでいる様だ。


 そして次の日のバイトで。


『あっ雫、昨日たまたま見かけたんだけど、

彼氏とか・・・、なのかなぁ〜と思って?』


『アハハハッ、違います、私の兄です』


『そっか!!、そっか〜!!、お兄さんか!

!フゥ〜ッ!』


『どうしたんですか?、そんなに慌てて?』


『いやっ、あのっ「直ぐ俺は表情に出てしま

う様だ、安心からの現実に」べっ別に何でも

ないよ、アハハッ!』


 雫の兄と分かった俺は、気持ちを撫で下ろ

していた、色々な出来事がある度に恋が募る

そう感じた。

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