例え真魚板を水に沈めても






見えていないの


勿論実際にも無いのだけれど

疑わないから首を傾げることもしない


見ようとしないの




ただ口を規則正しく動かして

生きるのに必死、をアピールして


「君はエラ呼吸じゃないだろ」って冗談にも

静止で抵抗したつもりになって




もうニンゲンの話はやめて

受け止めることはしないって決めたから

あとは刺さるだけなの


もうニンゲンの話はやめて

たくさんあるはずなのに

肺呼吸は何故かいつも息苦しいの




空気も水も

喉に詰まるから苦手なの





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