第21話:ブレードギラー

チャプタ―1

ここは、末広町である。

そこで、私は、安易保育士 地予朶に変身して、

乱撃ライカン兵の大群と戦っていた。

「アカーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

「キエーッ。」

「風幻衝。炎幻衝。重幻衝。」

「キエーッ。」

だが、いくら倒しても、減らなかった。

「どうなっているの?」

そこへ、キンダーガルエフがやって来た。

「一度、出直した方が良いぞ。」

「理解った。行って。」

私は、その場を後にした。

チャプタ―2

ここは、何処かのほこらである。

そこには、多異が居た。

「ここに眠っているのね。フフフッ。」

多異は、結界にはじかれた。

「ちっ。解幻衝。」

多異は、幻衝力で、結界を破った。

「この先にあるのだな。」

ほこらの中の中心部には、刀が在った。

刀の名を恐魔丸と言う。

「これが、あのいわくつきの刀か。」

多異は、その刀を手に取ると、消えるように去って行った。

チャプタ―3

ここは、保育園である。

「このままじゃ、まずいって。」

「地予朶の事を待つわけには、いかないな。」

「どうやって、元に戻れば?」

「ゲマトノイド0を捜そう。」

「誰が行くんですか?」

「私が行く。頂は、留守番をしててくれ。」

「わ、理解りました。」

貼は、走りながら去って行った。

チャプタ―4

ここは、田園調布である。

そこには、ゲマトノイド0が居て、街を破壊していた。

「クククッ。こんなにも弱いとは。」

「ウワーッ。キャーッ。」

チャプタ―5

貼は、橋の上から、その光景を見ていた。

「あいつが、ゲマトノイド0?」

そこへ、私がやって来た。

「貼。何をしているの?」

「地予朶。御免。待てなかった。」

「良いんですけど、ね。」

「顔が笑ってない。」

チャプタ―6

そこへ、ゲマトノイド0がやって来た。

「貼は、ここでじっとしてて。」

「理解った。」

「キンダーガルチェンジ。」

私は、安易保育士 地予朶 ブリンクモードに変身した。

「そこまでよ。」

「な、何者だ?」

「破壊をあやす保育士。安易保育士 地予朶。おはようございます。」

「これでも、喰らえ。はーっ。」

ゲマトノイド0は、幻衝力のレーザーを放った。

「ウワーッ。このモードなら、倒せるかも。」

「重幻衝。地幻衝。炎幻衝。」

ゲマトノイド0は、重力と土と炎を同時に想像して術を放った。

「ウワーッ。キンダーガルスプラッシャー。」

私は、キンダーガルスプラッシャーを構えた。

「キンダーガルヴェサーウェイビング。」

私は、ゲマトノイド0を狙撃した。

「ギャーッ。」

ゲマトノイド0は、爆発して消え去ったが、直ぐに復活した。

チャプタ―7

「言っただろう? 何をしても無駄だって。」

「これじゃ、手段が無い。」

「止めだ。幻衝力ミサイル。幻衝力レーザー。合幻衝。

 幻衝力バスター。」

ゲマトノイド0が、全力で狙撃しようとしたその時、

私の目の前に、ブレードギラーが出現した。

「これは、一体?」

「地予朶。それは、たぶん、ブレードギラーだ。

 実在したのか。それを取るんだ。」

「理解った。」

私は、ブレードギラーを手に取って構えた。

「消えるが良い。ん、何ーっ?」

「次は、こっちの番よ。」

「何だ、その武器は?」

「ブレードギラー。斬幻衝。連幻衝。乱幻衝。」

私は、ゲマトノイド0を斬りまくった。

「ヌオワーッ。修復出来ない。」

「止めよ。キンダーガルクレセント。」

私は、ゲマトノイド0を一刀両断した。

「ギャーッ。」

ゲマトノイド0は、爆発して消え去った。

「さようなら。」

チャプタ―8

そこへ、ティタニィーがやって来た。

「何という事を。漆暗の吹雪。」

ティタニィーは、ゲマトノイド0を蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。キンダーガルヒポポタムス。」

私は、召喚したキンダーガルヒポポタムスに飛び乗った。

「カイザーモード。」

私は、キンダーガルヒポポタムスを人型に変形させた。

「キンダーガルフリート。」

チャプタ―9

「これでも、喰らえ。」

ゲマトノイド0は、幻衝力のレーザーを放った。

「キンダーガルシールド。」

キンダーガルフリートは、その攻撃を防ぎきった。

「次は、たぶん、ミサイルだ。」

「良く理解ったな。幻衝力ミサイル。」

ゲマトノイド0は、胸の扉から、幻衝力のミサイルを放った。

「ウワーッ。凄まじい破壊力。」

「新しい武器。キンダーガルバズーカだ。」

「キンダーガルバズーカ?」

「これを奴にぶちかますんだ。」

「うるさいぞ、お前ら。幻衝光線。」

ゲマトノイド0は、幻衝力の光線を放ったが、キンダーガルフリートは、無傷だった。

「そ、そんなはずでは・・・。」

「キンダーガルバズーカ。」

キンダーガルフリートは、キンダーガルバズーカという名の重火器を両手で持って構えた。

「キンダーガルヴェサースプラッシュ。」

キンダーガルフリートは、ゲマトノイド0を狙撃した。

「ギャーッ。」

ゲマトノイド0は、爆発して消え去った。

チャプタ―10

そこへ、多異がやって来た。

「良い物を見せてやろう。はーっ。」

多異は、恐魔丸の刃先から、幻衝力を放った。

「この幻衝力は?」

「地予朶。お前は、降りて逃げろ。」

「で、でも・・・。」

「早くするんだ。キンダーガルエフ、任せた。」

「了解。地予朶。こっちだ。」

私は、キンダーガルエフに乗って、走り去って行った。

「ウワーッ。」

キンダーガルフリートは、キンダーガルヒポポタムスに戻って、気絶した。

「クククッ。そのまま、眠っていなさい。」

多異は、消えるように去って行った。

チャプタ―11

ここは、保育園である。

頂と貼は、元の状態に戻っていた。

「地予朶と合流しよう。」

「園児達も全員、帰ったし、そうするか。」

頂と貼は、その場を後にした。

チャプタ―12

ここは、朽ち果てた保育園である。

「ティタニィー。これが恐魔丸だ。」

「何とも素晴らしい刀で。」

「お前にも理解るか。この刀の魅力が。」

「はい。私には、似合いかねます。」

「下がって良い。少し、休んでいろ。」

「仰せのままに。」

ティタニィーは、消えるように去って行った。

「この刀で、目に物を見せてくれる。フハハハーッ。」

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