第5話
「んあ、、」
呼ばれたので顔をあげると。
ドアのとこにヒナタがいて、
こっちにずかずか向かってきた。
「お返しにマカロン買ってくれなかったの!!下駄箱見に行ったけど入ってないじゃん。
欲しいって言ったじゃん、タクヤなんか嫌いっ」
「あー、こっちだっておまえのこと嫌いだよ」
俺はカバンをごそごそした。
ほんとはマカロン持ってたけど。
大嫌いなんて言われたら渡す気失せる。
「ほんとは好きでしょ、タクヤのこと
ヒナタちゃんてば」
「はぁ?何言ってんの。
大嫌いなんだから」
「俺知ってんの。
ヒナタちゃん、夜な夜な、タクちゃん好き好きーってぬいぐるみに向かって言ってんの」
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