3章 家出編
第18話 計画始動(短編)
あれから、時が経ち僕は10歳になる。つまり俺の計画始動だ。
「クロ。俺そろそろ家出の計画を進める」
「はい。アレウス様」
あらかじめ、言っておいたおかげで納得しているようだ。
そして、俺はシリウス兄さんの部屋を訪れる。次はいつ来るか分からないし、お別れの挨拶をしに行ったのだ。
「シリウス兄さん。俺は今日から家出をする協力してくれ」
あらかじめ協力をする約束をしていたので、その合図を出した。
「分かった。協力するから生存報告をしてくれればいいからそれを忘れなければな」
心配してくれる兄さん。俺にかまいすぎず一定の距離で関わってくれた兄さんと当分会うことはないだろう。
「うん。報告するから、それでは行ってきます」
「行ってらっしゃい」
俺はシリウス兄さんを振り返らずに行く。振り返ると迷いそうになるためである。
そして俺はクロに声をかける。
「クロ。ここに集合」
クロはあらかじめ近くにいたのかすぐに来た。
「アレウス様。集合完了しました」
そうして、俺とクロは家出を開始するのであった…
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