器
空っぽ
わたしはまだわたしではない
中身のない抜け殻が自分を求めて探すたびに出たばかり
いつ終わるのかも知らず
終りがあるのかもわからず
わたしとなるだろう
時間と想いの破片を拾い
わたしはわたしをつくっているのだ
無明の心に光を求める
人生を歩み始めた時から旅は始まっている
自分という何かも知らず
いつの間にか何かを手に入れて
いつの間にか自分ができていて
いつの間にか何かを失い
いつの間にか自分を見失い
いつの間にか終わるのか、この旅は
ああ、満たされることのない心が震えている
探そう自分を
探そう何かを
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