何気ない日常、普段通りの金曜日。
ちょっとしたハプニングも許容の範囲。
すぐにいつもの日常に戻るかと思ったら衝撃的な事件が発生してしまいましたね。
短いお話しの中に展開がぎゅっと詰まっていて一行一行に無駄がありませんでした。
ワンピースの女性が死を選んだ理由がとても気になりました。

企画から来ました。素敵な企画をありがとうございます！

　この物語は、紅さんの平穏な日常が突如として非現実的な出来事に巻き込まれる、意外性のある展開が魅力的でした。


　普通の会社員が、些細なことで人生の大きな転機に直面するという点が非常に興味深いです。

　特に、あの古本屋での出会いから始まる展開が、予想外の方向へ進むことで読者を引き込む力があります。

　また、幽霊というテーマを使って、現実と非現実が交錯する場面の描写が秀逸です。主人公の紅さんの心情と、奇妙な白いワンピースの女性との対話が、物語に深みを加えているんかなって思います。

　彼女が言う「生きている人間ではない」という発言は、ただの幻想や嘘かもしれないという疑念と、彼女の本当に投げ出す行動の緊迫感が見事にマッチしているんだなって思いました。

　物語の終わりでの「最悪な出逢い」と感じさせる展開も、印象的で、紅さんが直面した困難と、その後の感情の動きに共感し、彼の今後の運命に思いを馳せずにはいられません。

とても面白かったです

いいですね～

こう云う展開好きです。

この先に何が起こるのかドキドキします。

思わぬ鬱展開にびびりました。彼女が幽霊になる予定の人なのか幽霊なのか迷いましたが、季節はずれのワンピースということは、幽霊……？

　最後、怖かったです。
　本で釣って最期を見届けさせるなんて……

心地良い文体で、いつまでも読みたくなりました。後半、不穏な空気を言葉がまとい、そして棘のあるラスト。なんとも割り切れない読後感に、唖然とするのも短編の良さですね。面白かったです。