上司の家

「すみません、××会社の者で……」

『今0時ですよ?』

 分かってる。こんな夜中に訪問販売なんて迷惑極まりない。けど、上司が……。

『待って。××会社?』

「はい」

『……家に入って?』

 俺は動揺したが、言われた通り入った。

 

笑顔を浮かべた女性の隣に、上司が青ざめた顔で正座していた。

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