アステリア「伝説の剣士」
風愛ヨウム
Opening
バーの雰囲気。椅子に座ってガラスを握って揺らし回した。このアルコールを飲む気があるが味がどうなるかずっと不安。「大人の味がする」ってお姉ちゃんがよく言ってるけど。よし、何も考えずに早速……
「んだよ、こっらっ? 俺様にぶっ潰されてえのか、あああっ?!」
「てめえこそ俺をなめやがって、そっちはどうなんだよぉ、あああっ?!」
後ろは騒がしいな。ま、この店は流石に高くないしこういうのは普通か。お陰でこれを飲む気が消えた。でも勿体無い早速飲んで……
「うわあっ、不味っ。お姉ちゃんはなんでんなものよく飲んでるんだ」
言った通り味が凄く不味い。頭も少し痛くなってしまった。でも俺はちょっとそこの「話し」を混ぜてみようかな
「おいお前ら」と言ってあの二人のところまで歩いた
「喧嘩してぇなら外にしようぜ。店に暴れだしたらマスターに可哀想だし」
「はぁっ? 誰だてめぇ?」とこのおじさんが俺に近づいて向いてそれを言った
待て。このおじさん確か……
あっ、例の奴か。ちょうどいい。こいつを少し苛めてある
「な、おじさん。ちょっとあんたに用事があるけど、いいかな」
「はぁ? んだてめえ?」
「でもまずは外に出ようぜ」
と俺たち二人も外に出た。夜の静かなビルの真ん中の隙間、俺たちは向き合っている
「用ってなんだ、ボウズ?」
「ボウズ? 俺は名前があるが」
「なら名乗れ」
「マーク・ヘンスフォース。最近、『伝説の剣士』と呼ばれている」
と俺はそう言ってから、この目の前のおじさんは驚いてるみたい
「ちょっ、お前さん、あの噂の…」
「ああ。しかも俺は2年前のアステリア王国の王子の候補者。が、俺はその事件が起きてから王国との縁を切って影に住むことになった」
「そうですか。ヘンスフォース様に出会ってとても光栄です!」
あああっ。またこおういう挙措。他人から王子様の扱い、正直一番嫌いだが。特に、俺はもう王国とは関係ない。けどしばらく話しの流れに乗らせてもらおう
「あの、ヘンスフォース様」
「ん?」
「写真、一緒に撮っても、よろしいですか」
「あっ、それならちょっと時間はないんで」
「はい?」
そうだ。俺はこいつの豪快に乗りすぎちゃだめ。早速仕事をやらないと
「俺は影に住んでるって言ったんだよね」
「はい、そう仰いましたが……」
躊躇せず、俺は決速な動きでこのおじさんに近づいて「こういう仕事をしてるんで」と囁いて俺はこのおじさんの胸を剣で貫いた、かっちり心臓を当たった。俺は剣を抜いて、ってまだ立ってるのかよ。が、凝視がぽかんとしてもう死んだようだ
あっ、少し思いついた。胸に穴があるから心臓をもらおう
よいっと。くっそ、簡単に取れねえな。肋骨が邪魔。でもゆっくりと確実に心臓を取るようになった。では、肋骨から抜いて。はい、心臓を取った! ってまだたってるのかよ!
まあいい。少し死体を押す、はいやっと倒れるようになった
「はああっ。これだから暗殺依頼はあまり好きじゃないな。な、アマクサ、ここにいるんだろう?」
と俺が呼んでから表れた。戦争の王者アマクサ。アステリア王国の預言者(メッセンジャー)で俺たち冒険者(ボイジャー)に暗殺依頼を与えた方だ
「な、こいつの罪を少しぐらい教えてくれよ」
「やめろ。人の罪は俺たち預言者(メッセンジャー)の秘密だ。教えたらどうせ、お前は絶対ばらすだろう」
「ちっ、ケチ」
「報酬払わないぞー」
「分かった、分かった! ちゃんと払ってくれよ!」
まったくこいつは、ずっと笑えない冗談をかけてる。人を殺すのはどれだけ面倒なのか全然知らないくせに
「やはり払わないとしよう」
「分かったから、ごめんって! 今の仕事の報酬をちゃんと払ってくれ!」
そうだ、預言者(メッセンジャー)はみんな人の心を読めるのは忘れてた
「ピン」とスマホの通報が鳴った。これで一安心……
「待て。帰るつもりか」
「うん。そうだが、どうしたの?」
「また暗殺依頼だ」
「あああっ、勘弁してくれよ」
「俺は情報収集を手伝うからこの盗賊を探せ。この近くの村にいる。お前のバイクで2時間ぐらいかかるはずだ」
と言ってアマクサはスマホの画面を見せた。四人がいてこれは間違えなく例の盗賊だ。アマクサもその写真を見せてからスマホの画面をスワイプして他の画像を見せた
「それに、この女の子を探してくれ。今夜行方不明になったんだ」
と言ってからアマクサはある少女の写真を見せた
「ふうっ、可愛い奴だな。が、俺はこういう人には敵(かたき)があるな」
ピンク色の髪。で、緑色の目。4年前の事件のことを思い出してしまった
「よせ。お前の母親を殺したのは、この子じゃないだろう。そうだ名前はルシア・ばるん、ぶるん、ぶっる、言えない」
「人の名前言えないのかよ」
で、次の仕事はもう決めたから今夜休むとしよう
「じゃ、明日から出発する。でも、普段人探しの依頼とか個人で要請するんだろう?」
「これは例外。何故なのか、言えない」
「やっぱり預言者(メッセンジャー)って秘密だらけだな」
これで俺はアマクサと送別した
明日どんな物語が待ってるのか、楽しみにしてるぜ
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