第7話

 ところで、うちの学校にはちょっと面白い習慣?があって、給食の時間に学年所属かつクラス担任を持ってない先生が日替わりで来て給食を一緒に食べる、というものである。

 雨宮先生が来てくれる日は、私はウッキウキで午前の授業が早く終わらないかとそわそわが止まらない!

 あ、午前の授業終わった!

 雨宮先生が職員室から給食を持って歩いてくる。

 今日はどこに座るのかな?

 今日は……あ、体調不良でお休みしてる子がいる。その子の席は私から結構離れている。

 雨宮先生はその子の席へ向かって行ってしまった。 

 いいなあ、私も雨宮先生の隣で給食食べたい。

 いいなー!!

 雨宮先生の近くで給食を食べてる子たちを横目に私は、近くのクラスメイトと話をしながら給食を食べる。

 楽しくないわけではないけれど、やっぱり羨ましい。

 あれ、どうしてこんなにもやもやするんだろう。

 どうして、雨宮先生と、こんなに一緒にいたいんだろう。

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