統合失調症闘病記

手紙の裏

第1話 病と共に

 統合失調症患者の私にとって

何かを考えてまとめる

ということはかなり困難である。

代表的な幻覚、妄想がとれても

残遺症状の思考障害が残ってしまった。

何かを決断する。

その決めるということがほとんど出来ない。

同じ考えが日をまたいでやってくる。

本人は真剣に悩んでも、

いくら悩んでも

解決できない考えが浮かんできてしまい

それに縛られる。

周りの人から見ると、

また同じことを言っているように

見えるが本人は

ほとんど自覚がない事が多い。


同じところをぐるぐる回る。

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