第2章 再会  第1節 謎の名義と大きな数

6


「・・・セカイトノカケハシ・・・ 6,000,000,000・・・。」


 いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん、せんまん…

いちおく、てん、・・・ろくじゅうおくぅ・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・鼻血が出そう)



 0が多すぎて、

実際の金額を把握できなかったが、

昼食を食べながら

落ち着いて数えたところ、

60憶円もの大金だったことがわかった。


 (…ということは、

日銀が私に、

60億円もの大金を借金している

ということなのだ。


日銀を借金地獄から救うには、

私が60億円もの大金を、

日本国内で流通させていく必要があるのだ。



どうやって…。


どうやって、

60億円もの大金を使っていけば良いのか…)

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