父・その2
父は人らしくない。
機械?
AIのようだ。
メールで頼み事をすると
全て「了解」になる。
ほとんど話さない。
自分が知らないことは「知らない」の一点張り。
機械でよく出るエラーのようだ。
家事は僕が家を出るまで一切しなかったが
「朝のコーヒー入れ」
「掃除機をかける」
終わったらルンバのように
自室に篭りPCと睨めっこ。
夕飯は声をかけないと絶対に来ない。
食べても料理の感想はない。
母が作ろうが僕が作ろうが
それは変わらない。
漫画に似たような人物の父親キャラは
よく見かけるが私はそっちの方が好きだ。
不器用ながら問題に向き合ったりするからだ。
僕の父にはそれが無い。
本当に人間味の無いやつだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます