父・その1

僕は父が嫌いだ。

多分どころか本当に嫌いなんだと思う。

言動、態度、行動。

苦手を通り越して嫌いだ。


最初に父に対して嫌悪感を抱いたのは

長野にドライブに行ってサービスエリアに行った時。

フードコートで近くの席の家族の男の子が

泣き喚いているのを怒鳴って叱りつけいる父親を見て。


『ガキには怒鳴って躾けた方が良い。』


僕の父は言った、僕は違和感を感じた。

ただでさえ怒鳴り声が聞こえるなか

僕は大きい音や怒る声が嫌いで恐怖を感じていた。

今でも鮮明に覚えてる一種のトラウマだ。


それ以外にも父は短気で

自分が悪いことをした時の怒鳴り声は大嫌いだ。

パンチやキック、打たれるような感覚

言葉の暴力と言っても過言ではない。


それで傷つくのはもう嫌だ。







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