なかよし橋
夕飯の買い出しでスーパーに行く途中
近くの川の橋で下をずっと覗き込む男性がいた。
僕もつられて橋の下を覗き込んだ。
そこには黒い鯉の群れと黒い小さな鳥たちがいた。
鯉たちは川をのんびり泳いでいた。
その中には鱗が少し剥がれて怪我をしているのもいた。
きっと他の鯉と喧嘩してついた勲章のようなもだろう。
皮肉だが彼らを見て祖父が親戚の葬式の引き出物でもらった
鯉の甘露煮のことを思い出した、あれは実に美味かった。
黒い小さな鳥たちは群れではなく
20羽前後だろうか、ばらばらで川を泳いだり水浴びしてる。
地元じゃ見たことない鳥だったが、姿からして川鵜かもしれない。
そんな川鵜たちの中に1羽だけカモがいて僕は可愛いと思いながら
どこか安心感を感じた。
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