深淵の向こう
突如、丘の上に穴が出来た。野次馬がこぞって穴の中を覗くと、色が見えるらしい。ある人は赤、ある人は水色、ある人は山吹色。僕も覗いてみた。黒でもない白でもない。色が、何にもない。透明だ。透明だから、底が見える。
僕自身が、ポッカリといる。
ああ、そうか、僕は、僕の色が、あるんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます