介護は他人事。

 父が亡くなり、入院していた母を退院させ同居するまで、僅か二週間だった。

 母の為に、市役所に介護保険での手すり等の据え付けを進行させる一方、母の退院準備と、家の受け入れ準備をするのにギリギリの時間だった。

 大まかな片づけをする為に、透明ケースを幾つか購入し、家の中のあちこちを片づけていると、母の悲鳴が聞こえた。

「私のパンツ、玄関に置いた!!」と激怒している母に、ケースを開けて説明しました。

 母がの下着のケースは、実は押し入れに収納していた。

 母が勘違いしたケースは、タオルのケースだった。

 大学入学して下宿。以来37年間、親と一緒の家に住んだことのない私の介護生活が始まった。

 介護施設に入る前のシーズンのことなので、本当の介護生活とは言えなかったかも知れないけど、私なりに一生懸命だった。

 ちょっと留守をしている間に、おかゆに塩を入れすぎることが度々ありました。

 私は、心筋梗塞になった時、派遣の仕事を中途で辞めざるを得ませんでした。

 充分回復した頃、父の交通事故。母は看病疲れで高血圧で入院。

 暫く、父の病院、母の病院両方に通った。

 父の2回目の危篤になる前、外出許可を貰い、病院から病院に見舞いに行き、対面させた。

 数日後。父は亡くった。

 そして、始まった母との同居生活。もう仕事には行けない。

 案件が無かったらではなく、『目が離せなくなった』から。

 私自身の通院もあった。

 買物も預貯金の引き出しも、市役所への届け出等も、デイサービスやケアマネージャーとのやり取りも、皆私がやらなければならなかった。

 今はまた、独居。

 いや、違う。母の隣には父が、父の隣には祖父が、祖父の隣には祖母が、そして、反対側には曾祖父がいる。


 ※他人事なので、つまらない文章かも知れない。介護のことは何度も書いたしね。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る