心霊スポット

 心霊スポットサイトに我が家が登録されている。

 僕は憤ってそのサイトを兄に見せた。

「こんな悪戯するなんて酷いな。誰が登録したんだろう」

「あ、俺だよ」

 あっけらかんと答えた兄に、僕は目を丸くした。

「どうして?」

「だって、心霊スポットで行方不明になれば、自業自得だし、みんな納得するだろ?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る