第13話
モートが驚いて振り向くと、いつの間にかアンデッドの集合体を両手を広げて強烈な光を発し消し飛ばしているオーゼムの姿があった。
モートは銀の大鎌を持ち直すと、アンデッドの集合体へと飛び込んだ。
うぞうぞとアンデッドの集合体は、オーゼムの両手から発する光で徐々に消えていたが、その形を崩しているだけで、どう見ても集合体は大きすぎるのだ。ならば、バラバラに狩りこめばいいとモートは考えた。
銀の大鎌でアンデッドの集合体を四方に分断していく。
濁った血がしばらく辺りに噴き出した。
だが、すぐに腐った血や肉片はオーゼムの両手からの光の中へと消え去っていった。
最後にアンデッドの集合体は、モートは銀の大鎌で真横に切断され、オーゼムの発する強烈な光で跡形もなく消滅した。
「ふう……。なんとかなりましたね。……これで賭けは私の勝ちですね」
「……?」
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