【内定辞退の話を読んだ】
新卒さんたちが内定辞退できるなんて、ある意味贅沢だなって思いますよ。
だって私の時代はたった一つの内定を得ることが、かなり困難でしたから。
大学入試なども同じでしたから、ホント不幸すぎる『受験戦争及び就職氷河期世代』だなって思います。
さて先日、内定辞退の連絡メール禁止について、辞退する側が騒いでいるのを読みました。
不採用通知はメールで送り付けてくることに対しての不満を、そこにぶちまけているようでしたね。
社会に出たことないにしても、大学を卒業するわけですから、もう少し頭を働かせて考えるべきじゃないかな。
内定辞退の連絡メール禁止というのは、なりすましが出来るからだろうと考えます。
どんなにフィルタをかけても、企業には日々怪しいメールが送られてきます。
取引先や社内の人間を装ったような内容も珍しくありませんし、騙される人も絶えません。
本当に内定辞退をする意思を示したものかどうかは、それだけでは確定が出来ないのです。
ましてやこれ、人生を左右する大きな話ですからね。
それに自作自演も可能なのですよ。
本人が従来とは違うメールアドレスから送り、内定辞退を申し出た後、しばらくして自分はそんな意思はなく、誰かが勝手にやったこと(共謀することも可能)などと言ったらどうなりますか?
慰謝料をよこせと、訴訟になりかねません。
普通に考えればリスクが大きいのです。
だから電話連絡をし、自分の口からはっきりと伝えること、その際は必ず企業側は録音するはずです。
それくらいの大きな話だってことですよ。
逆に言えば、企業側からすればこの程度の考えしか出来ない人間は不要ということです。
逆に企業側がメールで済ませるのは、電話連絡してもつながるかどうかもわからず、そんな連絡で振り回されるわけにもいかないからと考えます。
人事部はやることがたくさんあるでしょうしね。
それに働き始めればわかるはずですけれど、今はいつでもどこでも見られるメール連絡が当たり前なのです。
そうした観点から、あくまでも企業側は通常業務として連絡を行っているだけであって、相手の心情を考えることはしていません。
不採用を決めた時点で無関係な他人になるわけですから。
社会に出るって、学生時代までと違って理不尽なことだらけ。
今は純真な心を持っているでしょうけれど、十年、二十年とたてば色々と考えが変わってくると思います。
企業のやり方って、時には陰湿で醜く、汚いものですから。
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