【TS作品を初めて見た】

 実は最近までTS作品の意味をしりませんでしたが、調べてみて、なるほどと思いました。

 そんな不思議な系統の作品があるのだと、アラフィフおじさんはまた一つ、老人への階段を上った気になりました。

 

 最近は見るアニメもますます減って、新作を3つ程度見つけるのさえとても苦労しています。

 感性があわなくなったのもあるのでしょうけど、キャラの容姿があまり好きになれないものが増えました。

 美男美女ってのはわかるんですけどね・・・。

 時代とともにデザインが変わるのは仕方がありません。

 

 2023年冬アニメの中に、『お兄ちゃんはおしまい!』がありました。

 単純に絵柄が可愛かったという理由だけで見たのですけれど、これが予想をはるかに上回る面白さで、毎週楽しみになってしまいました。

 健全な日常系ドタバタコメディでした。

 コミックも読みたいところですが、現在売り切れている巻もあるようなので、これは後回しです。


 この男性が女性になるパターンは昭和時代にもありました。

 TSとは違うのですが、例えばドリフターズのコントでは、意外と当たり前だったと思います。

 特に『全員集合』では、これはリーダーのいかりや長介さんが演じていました。

 大抵母親役で、子どもたちに扮した他のメンバーたちに振り回されるコントでした。


 また1980年代には、『意地悪ばあさん』というコメディドラマがあったのですが、そこでも青島幸男さんが演じていました。


 男性が女性を演じると、面白いのです。

 もちろんどちらも喜劇なのですけど、滑稽さがより際立ちました。

 それぞれの演技力も大きかったと思います。

 けれどもしも普通に女性が演じていたら、きっと面白くも何ともなかっただろうなと。


 今回、このアニメ作品を見て、あの頃見ていた滑稽さに通じるものを、勝手に感じていました。

 作者様がそこまで考えて作りこんでいるのかはわかりませんが、視聴していてとても楽しい作品だったと思います。

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