Dead by Daylight雑記

涼格朱銀

このゲームについて

"Dead by Daylight"の概要

"Dead by Daylight"は、1人のキラーが4人のサバイバーを追っかけ回す、非対称対戦ゲーム。


 様々なゲームや映画とコラボレーションしているのが特徴。


 8.4.0現在、映画からは『悪魔のいけにえ』、『エルム街の悪夢』、『ハロウィン』、『死霊のはらわた』、『ソウ』、『ヘルレイザー』、『リング』、『エイリアン』、『ストレンジャーシングス』、『チャイルドプレイ』。

 ゲームからは『サイレントヒル』、『バイオハザード』、『アラン・ウェイク』、『トゥームレイダー』、『ダンジョン&ドラゴンズ』、『悪魔城ドラキュラ』からキャラクターが参戦している。

 そして、現実世界からはニコラス・ケイジ(本人)が参戦。

 また、『スクリーム』で使われたマスク(ゴーストフェイス)を被ったキラーも登場。


 ホラー界のスマブラと言われたりすることがあるが、言い得て妙。有名どころのホラー映画のキャラクターはほぼ参戦している。いないのは、版権の都合で絶対出られないであろう『13日の金曜日』のジェイソンくらい。



 サバイバーは、フィールドに点在する7つの発電機のうち5つを修理して、2箇所ある脱出ゲートから脱出するのが目的。


 キラーはサバイバーをぶん殴ってフックに吊し、処刑するのが目的。サバイバーはダウンした状態でライフが尽きるか、最多で3回吊されると処刑されたことになってゲームから除外される。


 サバイバーが全員脱出するか、死亡したらゲーム終了。ゲーム内容に応じてBP(ゲーム内通貨)と経験値、評価査定が行われる。



 ゲームバランスはあまり良くなく、開始の時点で露骨に有利・不利だったりすることが結構ある。


 また、サバイバーは4人のときはかなり有利だが、3人になった途端にかなり不利になるため、キラーは本気で勝とうとするなら1人を集中的に狙って落とそうとする。狙われたサバイバーはつまらない。

 かといって、キラーが紳士的にプレイしても何のメリットもなく、単に全員に脱出された挙げ句に屈伸煽りされるだけだったりする。こうしてサバイバーに憎しみを抱いたキラーはますます集中狙いするようになる。

 ゲーム側で、キラーが均等にサバイバーを狙うことにメリットがあるように調整してくれればいいのだが、なぜかしない。このゲームがいい感じで進行するのは、キラーの優しさで成り立っていることがままある。舐めプと言ってもいいが。


 ただ、もともと非対称対戦ゲームはバランス調整が難しく、いまだかつて完璧なバランスを維持できたゲームは存在しない。たいがいはどちらかの陣営がやたらと強すぎ、みんな強い方ばかりやりたがるためにゲームが崩壊して廃れ、サービス終了している。

 数ある非対称対戦ゲームが廃れてサービス終了していく中で、"DbD"がバランスが悪いくせにこれだけ長いこと続いているのは、勝利や敗北が曖昧で、適当にプレイできるところにあると思う。



 このゲームには複数の目標が用意されており、必ずしも全滅や脱出ばかりを狙わなくていいようになっている。

 たとえばグレードを上げたいなら評価を上げれば良く、評価を上げるのに全滅や脱出は必須ではない。むしろ、あまりにあっけなく全滅や脱出してしまうと、かえって評価が下がるようになっている。

 なにもしない内に脱出してしまうよりも、追っかけられたり救助したりした挙げ句に死んだほうが評価が高かったりするわけである。


 グレード自体も大した意味はなく、毎月13日にリセットされてしまう。リセット時にグレードに応じてBP(キャラクター育成用ゲーム内通貨)がもらえるだけ。

 かつてはグレードが他のプレイヤーに見えたので、「自分は彩Iだぜ」とか、何の意味もない自己顕示のためにグレードを気にしていた人もいたが、今では誰がどのグレードがわからなくなったので、本当にまるで無意味なものになった。今、グレードを気にする必要があるのは、せいぜい実績解除のために一回だけ最高グレードを目指したいくらいだろう。



 煽り行為や暴言チャットは、以前よりはだいぶ減ったが、なくなったわけではない。ヘタクソほどよく吠えるので、無視してブロックすればいい。

 暴言チャットに関しては通報対象なので、通報すればいいだろう。


 ライトスタンや吊り妨害、キャンプやトンネル(1人集中狙い)、這いずり放置などは、やられたら不愉快だろうが、正当なプレイであり、別にマナーが悪いわけではない。これらについての文句は運営に言うべきである。

 ただ、この辺は、キラーとサバイバーの両方をプレイしていないとわからない感覚ではある。キラーをやれば、キラーがなぜキャンプやトンネルをするかがわかるし、サバイバーをやれば、ライトスタンや吊り妨害が、特にキラーに嫌がらせをしたくてやっているわけではないこともわかる。


 しかし、このゲームで一番ムカつくのは公式アナウンスである。毎回、重大なバグや仕様変更の際にふざけたことを書いてプレイヤーの神経を逆なでしている。



 このゲームは購入時、一部のキャラクターのみが使用可能になっている。未解禁のキャラクターは、ゲーム内通貨や現金で解禁することで使用可能になる。


 サバイバーに関しては、汎用パークと初期キャラの固有パークだけで充分プレイできる。特に追加課金しないと他のプレイヤーと差が生じるということはない。

 また、サバイバーは全員性能は同じなので、どのキャラクター使ってもいい。


 一方、キラーはそれぞれ能力が異なるので、使いたいキラーがいるなら解禁したい。

 また、パークに関しても、汎用パークと初期キャラのパークだけだと物足りない。そのため、少なくともいくらかは追加投資が必要になるだろうと思う。

 ただ、「強い」と言われているパークを使ったから勝てるゲームでもなく、「強い」パークも調整によって弱体化したりするので、勝つために課金するのはやめたほうがいいと思う。



 いまさらやり始める人がどのくらいいるかわからないし、基本的に私はこのゲームを人に勧めたくないが、悪役キャラを自分で操作し、人を一方的に追い回してぶん殴れるゲームはそうないので、そういうのを求めているならありかもしれない。

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