第10話8月9日:仙界へ出発するまであと22日

つい先程、呂望リョボウさんに泣きつかれ、渋々だが彼が担当する“封神の儀”の資料の清書を一緒に手伝うことになった。


僕だけじゃない、周公旦様や武王様も駆り出され……


いや、お手伝いしてくれるそうだ。


皆、やる気十分で、一刻も早く終わらせたいという何処か殺気にも似た思いが、ひしひしと伝わる。


僕にも新しく宛がわれた土地へ行かなくてはならないから、もたもたしていられないのだ。


早速、今日の夜から始めようと思う。


日記担当:呂尚ロショウ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る