第7話8月6日:仙界へ出発するまで後25日

今日は朝から大粒の雨が降っておる。


実はわしの心にも大雨が降っておって、どうすれば良いか悩んでおるのだ。


昨日まですっかり忘れておったわしが悪いのだが……


呂尚ロショウが大切に育てておった、薔薇という花の茎を少し傷つけてしまい、どのように弁解をすれば良いのか考えておる。


しかし、何故だろう……


これとは別の何か大切なものがあるような気がしてならぬ。


……いつか、思い出すであろう。


日記担当:呂望リョボウ

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