2章 ケモナー達、家を買う
第11話 冒険者になろう
朝、日課にしているしっぽのブラッシングをやってから、ユウキくん達と朝ごはんを食べて、作戦会議「お金をどうやって稼ぐか」を開始した。
『やっぱり、冒険者がいいんじゃない?』
〘いや、俺、弱いし。〙
『でも、今、お金を効率的に稼ぐには、冒険者しかないし。』
「〘『う〜ん』〙」
「やっぱり、冒険者になるしか道はないか。」
「この三人なら敵も倒せるでしょう。」
〘俺は?〙
「なんとかなる。」
〘うそ~ん〙
こうして、冒険者ギルドに行き、僕達は冒険者になったのだ。
〈説明させていただきます。ギルド内においての争い事は、禁止です。皆様は、最初にFランクからはじめて、依頼をこなしていくとランクが上がる仕組みでございます。もし、依頼中に事故にあったり、死亡した場合でも、ギルドは全責任を負いません。説明は、以上です。素晴らしき冒険者ライフを。〉
僕たちは話し合いを始めた。
「最初の依頼何にする?」
『普通に、薬草採取でいいんじゃない。』
〘そうしよう〙
三人即決だった。
薬草を探すために、いつもの平原こと、イサハ草原に行き、「妖術・マップ」と言って、薬草を探した。たくさん反応があった。ユウキくんと、リョウナくんは、空から探していた。「いいな〜」と思いながら、小一時間ほど薬草採取した。
ギルドに帰り、薬草を出しだ。びっくりされた。
「どうしましたか?」と聞くと、
〈多いいですね。〉
「〘『えっ』〙」
〈冒険者に成りたてなのに、中級冒険者レベルの量の薬草を採取していらっしゃるので。〉
やってしまった。その後、無事にお金を受け取り、冒険者ギルドをあとにした。
お昼ご飯を食べてから、もう一度、冒険者ギルドに行って、もう一つ依頼をこなして、宿に帰り、夜ご飯を食べて、お風呂に三人で入り、ベッドにダイブして、今日は、すぐに寝た。
寝たあとに夢を見た。
この三人で、家で暮らす夢を。
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