第8話 あたしのゆめ ②
夢を見た。
本当の夢だ。
魔女が現れて、「ひとつだけ魔法が使えるようにしてあげる。だけどランダム」という。彼女は人の意向も聞かずに、私に魔法をかけた。
そういう訳で私は「水道に呪いをかければ、蛇口から出てくる水を全部ダンゴムシに変える」という魔法だけ使えるようになった。
米を研ごうと水を出したら、無数のダンゴムシが米に混ざってわあああああ、しかも米洗えねぇと途方に暮れた。
何とかこの能力を有効に使おうと、嫌いな人の家に忍び込んで、トイレに呪いをかけたところで目が覚めた。
自分の性格の悪さを少し反省した。
だが、これより有効な利用方法があれば教えてほしい。その日に備えたいと思う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます